ヘリコプター体験搭乗 | 魚との対話

ヘリコプター体験搭乗

10月5日(土) くもり。我家から車で5分足らずの所にある海上自衛隊館山航空基地では、開隊60周年

記念式典が執り行われた。

私は岡沼区の三役の一人として、他の二人の役員と共に出席した。

一昨年も役員として出席し、基地上空でのヘリコプターのデモ飛行に驚いたものだが、今年はより思い出

深い一日となった。


というのは、以下の二つの理由からである。

館山航空基地は、海上自衛隊で最大のヘリコプター基地で、海上自衛隊第21航空群に位置するという。

そして、その群司令は、我が母校安房高校から防衛大に進んだ日向錦次郎氏という。

即ち、この日お目にかかった群司令が初の地元出身者であったことが、理由その一である。


理由その二は、記念式典から続く祝賀会終了後に、ヘリコプター体験搭乗に参加したことである。

かつて、哨戒機のパイロットだったという友人から、ヘリは音がうるさいので乗るもんじゃないよ、と言われ

たが、いつも館山上空で見かけるヘリには一度は乗ってみたいと思い、三役の中でただ一人手を上げた

のである。(事前の申し込みによる)


搭乗者の集合場所である第5格納庫の受付で、事故の際の連絡先を書き署名捺印する。

私は4回目のフライトのグループなので、指示があるまで三役でヘリが飛び立つのを見守った。

すさまじい音響と砂ぼこりだ!!

飛び立ったヘリが、遠くに大房岬を見る館山湾で見えなくなった。

海上すれすれに飛行しているのだろうか??

他の二人は、ちゃんと見送って無事の帰りを待っているから、と言う。


それから、4回目のフライトの6人はレクチャールーム(?)で、我々が乗るヘリコプターUH-60J(救難機)の説明、飛行コース、飛行時間などを聞いた後、ライフジャケットとイヤーマフ(消音の為のヘッドフォン)を身に付ける。

係員の誘導で身をかがめてヘリに乗り込む。

機器だらけの操縦席は眼の前で天井も低い。

乗員は、パイロット2人と機内の左右に乗組員2人、体験搭乗者6人の合計10人。

イヤーマフのお陰で音は聞こえない。試しにイヤーマフを耳から少し離してみるとゴーッとものすごい音がする。

乗組員は、シートベルトを締めてくれる。旅客機よりもいかつい感じだ。


14時15分、ヘリが飛び立つ。

私の席は窓際だが、機外の燃料タンク(?)が邪魔でスムーズに景色を楽しめない。

ごついヘルメットをかぶった乗組員は、しきりと窓の外を観察してマイクで話している。

その内に、船の甲板の様な物が見えたと思ったら、ヘリはそこにトンと着地した。

それは、レクチャールームで聞いた護衛艦「ひゆうが」にヘリが着艦した一瞬であった。

私は、格納庫で飛び立つヘリを見守っていたら館山湾で見えなくなったというのは、この事かと納得した。

ヘリはすぐに飛び立ち、大房岬から洲崎へと向った。洲崎沖は少し白波が立っていた。

洲崎の町並みから西岬の町並みを見下ろす頃には、晴れ間ものぞき美しい海岸線を眺めることが出来た。

そして、沖ノ島がやけにちっぽけに見えるなぁ~、と思っていたら、ヘリは基地にスーッと着陸した。

14時35分であった。こうして、20分間のフライトを楽しんだ私は、ず~っと待っていてくれた二人と

ピースサインで合流したのであった。


自衛隊員の至れり尽くせりのおもてなしに、気持ちの良い一日となったが、只ヘリにカメラ持込、撮影可だったのにカメラを持って行かなかったのが残念であった。