師走の京都を歩く旅(3) | 魚との対話

師走の京都を歩く旅(3)

師走の京都を歩く旅、最終日の三日目は洛南から洛中へと回り、名高い寺社を巡り荘厳な伽藍、美しい

庭園、寺宝の絵画に接することが出来た。

とりわけ、私の住む館山市沼にある総持院の長老が化主を勤める智積院で、美しい尼さんが案内係りと

して詳しく説明してくれたのはありがたく嬉しいことであった。


三日目 12月15日(土) くもり


行程

 

 ホテル近鉄京都駅ー(電車)→伏見稲荷大社→伏見人形・丹嘉→東福寺ー(タクシー)→智積院ー(タク

 シー)→祇園・十二段屋で昼食→建仁寺ー(バス)→京都駅ー(新幹線のぞみ)→東京ー(高速バス)→

 館山


旅の模様


洛南・伏見稲荷大社~東福寺

伏見稲荷大社はお稲荷さんの総本宮。ここの特徴は、何と言ってもおびただしい朱色の鳥居の連なりであろう。本殿にお参りしてから圧倒される鳥居の中を進むと千本鳥居が現れる。まるでトンネルのようだ。



魚との対話-千本鳥居

千本鳥居にて二班のメンバー


千本鳥居を抜けると奥社奉拝所(通称奥の院)に出る。ここにおもかる石なるものがあり、案内板には次のような説明があった。

「灯籠の前で願い事を祈念して石灯篭の空輪(頭)を持ち上げ、その時に感じる重さが自分が予想していたよりも軽ければ願い事が叶い重ければ叶わないとする試し石で一般には「おもかる石」の名で親しまれている。」


魚との対話-おもかる石

遊び心 : おもかる石  アラッ、私軽いわ~!!


そこからの参道は山道となり、少しして先に進むのを止めた。



魚との対話-山中の鳥居

山中にも鳥居の連なり


伏見稲荷大社を後にして、東福寺を目指し伏見街道を歩く。少し進んだところで土人形の元祖という伏見人形店の丹嘉をのぞく。



魚との対話-伏見人形店

遊び心 : 伏見人形  私達も(未亡人グループ)非売品


京都五山の大伽藍・東福寺には中門から入る。先ず、雪舟寺の門前でYUさんから雪舟作の鶴亀の庭の話を聞く。それから東福寺の荘厳な本堂を仰ぎ見、通天橋へと進む。

散り紅葉が敷き詰められて絨毯のようだ。美しい光景である。しかし、通天橋からの眺めは京都を代表する紅葉名所と言われているが、その時季は過ぎ去っていた。



魚との対話-散り紅葉  東福寺 散り紅葉の絨毯



魚との対話-通天橋  通天橋にて一班のメンバー

遊び心 : 影もなく 通天橋は 散り紅葉  敬之作


さらに、開山堂へと進み普門院の縁側で一休み。



魚との対話-東福寺開山堂  遊び心 : 東福寺開山堂  大いなる勘違い!! パワースポットではありません


市松模様の白砂の庭を挟んで古ギャルと修学旅行のコギャル(高校生)の交歓後、元に戻る。



魚との対話-東福寺普門院    魚との対話-東福寺修学旅行生

東福寺普門院縁側で一休みの古ギャル      修学旅行のコギャル

遊び心 : 熟年の 修学旅行や 古都小春  博子作


洛中・智積院~建仁寺

一昨年の夏、私の住む館山市沼にある総持院の長老が、真言宗智山派の管長と総本山智積院の住職にあたる化主に就任された。そして、7月27日に初めて智積院の総門をくぐる初登嶺の儀式が行われ、これに総持院の住職である寺田さん(岡沼区長)と総代のごっさん(区長代理)も参加された。

私は岡沼区会計として交遊ががあるので、この時の模様を聞かされていた。

この度の智積院訪問予定を寺田区長に話したところ、受付で館山から来た・・・です、と言うように言われる。予定時間に受付に顔を出すと、館山の・・・さんですか、と言われ少し待つと案内係りの美しい尼さんが

やって来た。

かくして、我々は・・・さんご一行として特別待遇で智積院を見学出来ることになったのである。


先ずは、大日如来が安置されている金堂に案内される。

ごっさんが総代としてガチガチになって挨拶した所だな、と思った。



魚との対話-智積院金堂  智積院金堂


それから、大書院で名勝庭園と長谷川等伯の障壁画(複製)を鑑賞する。

尼さんは、中々の話上手で、以前あそこで岩下志麻さんのメナード化粧品のCM撮影がありました、と言った。すると、早速館山の岩下志麻さんが班毎にあそこに座り、写真タイムとなる。



魚との対話-智積院名勝庭園       魚との対話-智積院名勝庭園

智積院名勝庭園



魚との対話-智積院障壁画    魚との対話-智積院障壁画

長谷川等伯の障壁画(複製)


色々な襖絵を案内してもらい大玄関に来た時総門が見えた。化主の初登嶺の写真が目に浮ぶ。

それから、講堂で日本の春夏秋冬を題材にした墨絵の襖絵を鑑賞する。

そして、最後に宝物館で長谷川等伯とその一派によって描かれた楓図や桜図などの国宝障壁画を鑑賞

する。さすがに本物は重厚な味わいがあるように思えた。
宝物館を出ると、尼さんは皆に「智積院の寺宝」なる本を土産としてくれる。

そして、金堂への参道で尼さんと記念写真を撮り智積院を後にしたのである。

寺田区長、ありがとうございました。



魚との対話-智積院参道 智積院参道にて案内係りの尼さんと三班のメンバー


タクシーで祇園甲部歌舞練場に行き、昼食は十二段屋で名物定食を食す。出汁の効いた卵焼きが思い出される。

最後に甲部歌舞練場からすぐの京都最古の禅寺である建仁寺を訪れる。

本坊で風神雷神図屏風(複製)を見た後、中庭にある潮音庭をのぞき、法堂で小栗淳作画伯による天井画・双龍図を見る。中々の迫力あるものであった。



魚との対話-建仁寺潮音庭 建仁寺本坊中庭 潮音庭


魚との対話-建仁寺双龍図 建仁寺法堂天井画 双龍図


土曜日とあって観光客でごった返すバスで京都駅に戻った我々は、駅のショッピング街で土産を買い(田舎暮らしでは必須)、ホテルのコインロッカー(無料)から自分の荷物を引き出して、東京へ向かう15時06分発の新幹線のぞみのホームへと向った。

かくして、名高い神社仏閣を巡った三日目は終了したのである。

振り返ってみると、心配された雨が上がり、タクシーを利用して効率よく巡れたこと。そして、ホテル近鉄

京都駅を拠点としたのは実に便利であったことなど、良かったなぁ~と思う。

すべてYUさんの労を惜しまない企画力、行動力のお陰である。     おわり