師走の京都を歩く旅(2) | 魚との対話

師走の京都を歩く旅(2)

師走の京都を歩く旅二日目は、洛北の鞍馬・貴船から洛東に回り、哲学の道を歩き琵琶湖疏水の一つ

南禅寺水路閣を見学する。

それらは、私にとっては未体験のコースで、修学旅行やツアーでは味わえない京都を満喫することが

出来た。


二日目 12月14日(金) 晴れ


行程


 ホテル近鉄京都駅ー(電車)→鞍馬駅→鞍馬寺→奥の院魔王殿→貴船神社→貴船べにやで昼食ー

 (マイクロバス)→銀閣寺→哲学の道・・・・法然院・・・・霊鑑寺→永観堂→南禅寺・水路閣ー(タクシー)

 →知恩院→円山公園→八坂神社→祇園白川・縄手通り→祇園四条松葉で夕食ー(タクシー)→ホテル

 近鉄京都駅


旅の模様


鞍馬・貴船

鞍馬駅が近づくにつれ、電車は木立の間をぬうように走る。あちこちに雪が降った跡が見える。

鞍馬駅に降り立つと冷気の中、大きな天狗の面が迎えてくれる。

いよいよ、牛若丸と天狗や魔王伝説が伝わる鞍馬山を越えて貴船を目指すハイクのスタートである。

巨大な仁王門をくぐり、ケーブルカーに乗り、少し歩くと鞍馬寺本殿金堂に着く。



魚との対話-鞍馬寺仁王門

鞍馬寺仁王門


仁王門前と本殿金堂前には、狛犬ではなく阿吽の虎が居る。また、本殿金堂前の金剛床の中心はパワー

スポットだという。



魚との対話-鞍馬寺本殿 鞍馬寺本殿金堂

遊び心 : 比叡山を遠くに望む本殿金堂前のパワースポットに立つKさん


それから、我々は杉木立に覆われた薄暗い山道を歩き続け、奥の院魔王殿を目指す。

途中、義経ゆかりの息つぎの水や背比べ石に出くわす。

背比べ石では背丈が近いKATUKOさんに並んでもらってパチリ。

少し進むと牛若丸が鞍馬天狗に出会った所と言われる僧正ガ谷不動堂に出る。向いには義経の霊を祀っているという義経堂があった。


魚との対話-義経堂そばの広場にて

遊び心 : 僧正ガ谷不動堂前で刀(杖)を構える古ギャル

       淡雪に 遮那王想う 鞍馬越え    敬之作


それから、木の根道を通り奥の院魔王殿に着く。そこは、650万年前に地球救済のため金星からやって来た魔王尊を祀っているという。



魚との対話-木の根道

木の根道



魚との対話-奥の院魔王殿

奥の院魔王殿


それから、急な下り坂を歩き、鞍馬山の西門前の朱色の小橋を渡り、貴船の町並みに到着する。

私の班で、終始難行苦行の面持ちであったTさんは、ほっとしたことであろう。

遊び心 : 二万歩の 鞍馬を越えて 椎紅葉  文女(Tさん)作


昼食前に水神を祀る貴船神社を訪れる。朱塗りの灯籠が並ぶ参道は趣深い。



魚との対話-貴船神社参道

貴船神社参道


本宮に参拝後、古ギャルは本宮前の水占斎庭(みずうらゆにわ)で水占いに興じる。

水占みくじを霊泉に浮かべると文字が浮び上がってくる。大吉と出たKONさんはご満悦。



魚との対話-水占い

遊び心 : 貴船神社の水占いに興じる古ギャル


さて、昼食は貴船川沿いに立ち並ぶ料亭の一つ、べにやで湯豆腐会席を食す。「おいでや~す」と迎えられ、大広間での丁寧なおもてなしでとる食事は疲れも飛ぶというものである。



魚との対話-べにや

京の奥座敷貴船・べにや


その後、べにやは銀閣寺までマイクロバスで送ってくれた。ありがたいことであるが、YUさんの下見旅行のお陰であろう。


哲学の道~南禅寺水路閣

我々は、北の銀閣寺橋から南の若王子橋までの哲学の道を歩く。

銀閣は簡素な佇まいで予期した通りであったが、遊歩道を巡って見る事が出来た銀沙灘(ぎんしゃだん)・

向月台・銀閣の眺めには何ともいえない趣があった。KANさんは、わび・さびの世界ですよ、と言う。



魚との対話-銀閣寺

手前から銀沙灘・向月台・銀閣の構図


わび・さびの世界と言えば、次に立ち寄った法然院もしかりであった。



魚との対話-法然院 法然院 : 境内より苔むした茅葺きの山門を望む


それから、霊鑑寺にも行ってみた。非公開で中に入れなかったが、YUさんは尼門跡寺院で皇室ゆかりの

品が多くあると言う。尼門跡寺院とは、皇女や貴族の息女が住職となる寺院とのこと。

哲学の道に戻るが、寄る年波で休憩を請う者続出。そこで、喫茶店に入り一服することになった。



魚との対話-哲学の道

哲学の道 : 琵琶湖疏水に沿ってのびる小道。 その距離は約1.5kmとのこと。

遊び心 : 大いなる勘違い!!思索にふけりながら歩く所です。


体勢を整えて、若王子橋から紅葉の名所永観堂へ向う。到着したのは16時35分、総門をくぐり中門まで行ってみる。ともかく境内はとてつもなく広いようだ。

それから、薄暗闇の中、南禅寺を訪れ巨大な山門を見る。石川五右衛門に「絶景かな、絶景かな」と言わしめた山門で、高さは22mもあるという。


続くYUさんの案内先に、アーチ構造のレトロな建造物が現れる。

もしや水道橋か、と思ったら南禅寺水路閣と知らされる。それは、琵琶湖疏水の支線の一部となるレンガ造りの水路橋とのことであった。

後日琵琶湖疏水について調べてみたら、次のようなことが書かれてあった。

「明治期に琵琶湖から京都に引かれた水路である。舟運・発電・上水道・灌漑用水などの目的で作られたが、現在は京都市に上水を供給するのが主たる目的となっている。」


魚との対話-南禅寺水路閣 南禅寺水路閣  16時51分撮影


夕どき散策

夕食前にもYUさんのガイドは続く。南禅寺からタクシーで知恩院へ。それから円山公園を横切り八坂神社に出る。

知恩院は浄土宗の総本山。円山公園では、坂本龍馬と中岡慎太郎の像や写真スポットの枝垂れ桜を見る。八坂神社では、祇園祭りと大晦日の夜から元日に行われるおけら詣りの話を聞く。

そこで、我々も一足早い初詣とばかりに本殿にお参りする。


そこから、YUさんは四条通り北側の祇園を攻めてみましょう、と白川・縄手通りを案内する。

白川南通りであろうか、川の流れる夜の祇園もまた中々の風情があった。

白川大和橋を左折して縄手通りに入り、四条通りにぶつかる少し手前にあるお好み焼きの壱銭洋食に入る。ちょっと腹ごしらえという訳である。店内は昔の映画ポスターがあったりしてレトロな雰囲気だ。


さて、正式な夕食は二つのグループに分かれた。私共夫婦は、四条通り南座そばの松葉でのにしん蕎麦を食すグループに入る。

それから、タクシーでホテル近鉄京都駅に戻ったのだが、5人の元気印は、昨夜入りそこなった先斗町の

ジャズ喫茶ハロードーリーへと向った。


かくして、一味違う京都を満喫した二日目は終了したのである。

振り返ってみると、てんこ盛りの行程であったが、予想に反して暖かであったのは何よりであった。つづく