山菜採り | 魚との対話

山菜採り

富津海岸での潮干狩りの後、「遊子の会」のミスターアウトドアーKさんから電話が入る。

今度はワラビ採りのお誘いである。以前、九重(館山市)でのシイタケ採りに続いての山菜採りである。

ボケ防止と思い出作りのブログであるからして、先ずはシイタケ採りから書き始めることにしよう。


シイタケ・キクラゲ


3月9日(水)の午後、我々はポリ袋をぶら下げ、手袋をして九重の山に入る。

進むにつれて、山道は荒れていてガイドなくしては歩けない。時折り、木に赤い布がぶら下がっているのを目撃

する。道に迷わない為の目印のようだ。

Kさんは、山道周囲の倒木を注意深く見るようにと言う。この日は、大きなシイタケを見つけることは出来なかったが、小さなシイタケが密集して生えている倒木に出くわすことは出来た。



魚との対話-シイタケ

シイタケ   Kさん撮影


圧巻はキクラゲだった。それは山道から少し離れていたので、もしかするとキクラゲかも、とKさんは言う。

二人で近づくと倒木に型の良いキクラゲがびっしりと生えている。これは値打ちものだ、とKさんは言う。



魚との対話-キクラゲ

キクラゲ   Kさん撮影


山里に下り、栗拾い場を確認した後、フキノトウを摘んでからKさん宅に戻った。

Kさんは自宅の裏へと私を案内した。そこは何とシイタケの栽培現場であった。

やけにシイタケに詳しいなぁ~と思っていたが、これで合点が行った。

全部頂いたシイタケは乾燥後煮物に、山分けしたキクラゲは酢の物で食べたら独特の食感があった。


ゼンマイ・ワラビ


4月22日(金)9時、安房中央ダムの入口に車を止める。(南房総市旧丸山町)

そして、長靴を履き、ポリ袋をぶら下げ、手袋をして出発する。

安房中央ダムの橋を渡り山道に入る。



魚との対話-安房中央ダム

安房中央ダム


山道は、かつては畑や山仕事の為の道だったようで、軽自動車が今も通れる広さである。

ウグイスが鳴き、道端にはマムシグサ、崖の反対側には新緑の山が広がる。この美しい新緑を称して、Kさんは

「山笑う」などと粋なことを言う。



魚との対話-山菜採り周辺の山

ゼンマイ・ワラビ採り周辺の山


ゼンマイは山道の崖の縁に生えていた。最初は分からなかったが、慣れて来ると見つけることが出来る。



魚との対話-ゼンマイ

ゼンマイ


奥へ進むと今度はワラビ採りとなる。道端でこれがワラビですよ、とKさんは指差す。また、成長して先端が花が咲いたようになったものは駄目だと言う。

Kさんが名付けた一等地に向うも地元の人が入っていたので、遠慮して二等地で精を出すことにする。

そこは耕作放棄地で、ワラビは枯れススキの周辺やノバラの中から頭を出していて見つけることが出来る。



魚との対話-ワラビ

ワラビ


「言うは易く 行うは難し」 ワラビを見つけるのは至難の技であった。

しかし、Kさんはそこそこ、あそこあそこ、と言って私に採らせてくれる。

Kさんの視力は2.0かと言うと、いや0.8だ、と言う。それなら、あんたの目はワラビ目だね、と言ってやった。

どうやら、経験からここにあるはずだと思って探すのが極意のようである。

それから、地元の人が立ち去ったので一等地に入る。Kさんの言う通り、結構採りこぼしがあるものである。

このようにして、私のポリ袋にはワラビがたまって行ったのであった。


11時に駐車場所を出てKさん宅に戻ると、奥さんがワラビの調理法を教えてくれた。

私は家に戻り、教えられた通り草木灰で一晩あく抜きをした後、水洗後熱湯をくぐらせてから茎を食べ易い長さに

切り、カツオ節と醤油をかけて食べてみた。

すると、ねばり気のある食感で美味しく頂くことが出来た。


初体験の山菜採りで、私は森林浴や自然観察も良いが、山菜を求めて山道を巡るのもまた楽しいものだな、と

思った。Kさん、ありがとうございました。