富津海岸の潮干狩り | 魚との対話

富津海岸の潮干狩り

南房総の春は、花摘み竹の子掘り、そして潮干狩りと言われる。

しかし、館山市では何故か潮干狩りの話を聞かない。

そのことを「遊子の会」のミスターアウトドアーKさんに話したところ、何とKさんは、潮干狩りが好きで時季が来ると一人で富津海岸に通っていたと言う。

同好の士得たりとばかりに、私はKさんにガイドをお願いした。


かくして、4月20日(水)我々は富津海岸へと向ったのである。

途中、Kさんは海辺に建つおとたちばなひめの巨大な石像前で車を止めてくれた。

今年の始め、木更津の地名の由来となった太田山公園のきみさらずタワーで見たあのおとたちばなひめである。


魚との対話-おとたちばなひめ

おとたちばなひめの像


富津海岸の潮干狩り場に到着。東日本大震災の自粛ムードで広大な潮干狩り場はガラガラである。

先ず、我々はKさんが用意してくれた割引券を提示して4kg 3000円の入浜券を購入する。

10時30分、ハマグリがよく採れたという次の写真の左から3番目の柱周辺からスタートする。

クマデで軽く掘るとアサリに混じってハマグリが出て来る。私は20個位ゲットすることが出来た。



魚との対話-潮干狩り場

富津海岸 潮干狩り場


アサリはいくらでもいた。クマデで掘るとガリガリッとアサリにあたるので周りをどんどん掘る。

すると、海水がスーッとたまり掘った場所はアサリの群れが露出する。

私は、大粒のみをザルに入れる。ザルが一杯になったら網に入れる。

そして少しずつ移動して同じ動作を繰り返した。いやぁ~実に楽しい!!みるみる網は膨らみ重みを増していったのである。


12時前、少し離れた場所で採っていたKさんがやって来た。終わりにしましょう、と言う。

Kさんはアサリは少しにして、ハマグリねらいで採っていたと言い、網の中は私よりかなり少な目である。

私が重たそうに持ち歩いているのが見えたのであろうか、検量所の係りの人がやって来て、運びましょう、と

言う。どの位超過したのかなぁ~と思っていたら、何と10.4kg 8300円と言う。

エッー!!と思ったがアッ ソォーというような顔をして清算をした。

即ち、この日私は14.4kgも採り、 11300円支払ったのである。


検量所のそばには便利な設備があった。貝洗い水槽と砂抜き用の海水タンクがそれである。

我々は貝洗い水槽(海水)で網ごとアサリをザブザブと洗い持参したバケツにアサリを入れた。

また、持参したペットボトルに砂抜き用の海水タンクから海水を入れて車に運んだ。



魚との対話-検量所

富津海岸潮干狩り場  検量所と貝洗い水槽と砂抜き用海水タンク


潮干狩り場も広大な富津公園の一部であるが、レストランたかはしで昼食をとった後、Kさんは公園内を案内してくれた。先端にある現代彫刻のオブジェのような展望台に上ってみた。

第一海ほうや第二海ほうは眼の前である。振り向けば富津公園が岬であることがはっきりと分かる。


 
魚との対話-富津岬

富津岬  先端の展望台より撮影


さて、家に戻り、大量のアサリに仰天した妻が、いくら?と聞くので1万円と答えると、いくらなんでもそこまで

頑張らなくてもよい、と呆れ顔で言う。私は船釣りのことを思えば問題なし、今日は大漁だと得意気に話す。


砂抜きはタライ・バケツ・バット・ボール・をずらっと並べ、そこに砂抜き用に持ち帰った海水を入れて行った。

まもなくアサリが舌を出しピュッ、ピュッと水を飛ばす。愉快な光景である。

もっとも我家だけでは処理できないので、私は砂抜き前のアサリを近所や友人、知人に。そして翌日は親戚にと

配りまくった。配布先は14軒にものぼった。

後日、皆さんから大粒で美味しかったよ、と声を掛けられ私は大いに満足したのである。


その夜の食卓には、焼きハマグリとハマグリのお吸い物。頂いたものだがシロギスと野菜の天ぷら、竹の子ご飯

と旬のものが並んだ。ことのほか、ビールが美味かったのは言うまでもないことである。