サトイモ | 魚との対話

サトイモ

私は、暮れに我家の畑のサトイモとダイコンを雑煮用にと、親戚や友人に贈り喜んでもらえた。

1月6日(水)、産経新聞の千葉県の伝統料理を紹介する記事の中で、「サトイモの願い」というところが

目に留まった。それはサトイモに関して合点が行ったので、そのまま書き留めておく。


サトイモの願い


全国有数の農業県として北海道に次ぐ第2位の産出額(1760億円)を誇る千葉県の農産物は米だけでは

ない。とりわけ、サトイモは生産額が全国トップで知られる。ゴボウやニンジンなどの根菜とともに、煮染めた

ものはおせち料理の定番である。


(サトイモまんじゅう薄あんかけ)

つぶしたサトイモを使い、コロッケの要領でいためた鶏ひき肉をつつみ、カラッと揚げる。

その上から和風だしのあんをかけた一品は、優しい舌触りで滋味に富む。


サトイモに託されるのは子孫繁栄、多産の願いだ。親イモに連なるようにして子イモ、孫イモができる姿に

縁起を担いでいる。時代の変化とともに女性の社会進出が進み、家庭の形が多様化しているとはいえ、

サトイモに込められた願いはこれからも大切にしたい。


これを読んで、私は”サトイモまんじゅう薄あんかけ”を食べてみたいと思い、料理熱心な妻は挑戦して

みると言った。

翌日、私はいつもより丁寧にサトイモを掘り出し土を除いた。

親イモに連なるようにして子イモ、孫イモが合計13個も付いていた。

夜、食卓にミツバとユズを添えた”サトイモまんじゅう薄あんかけ”が乗った。

まんじゅうのような舌触りで、とても美味しく、料亭の味だと思った。

私の作ったセレベス(サトイモ)が見事に変身したのである。


妻は近所に住むすぐ上の姉に届けた。

この義姉は、いつも綺麗に装い、パソコンに親しみ、私のブログを見てくれる料理上手な美しい人である。

妻は二重丸をもらい、料理屋では食べやすいように、もう少し小さく丸めたものが数個盛り付けられて

出る、と教えてもらったとの事。


しかし、この料理、手間がかかるとの妻の嘆く声あり。

従って、あと数本がまだ畑に残っているのだが、再び味わえる保証はないのである。



魚との対話-サトイモの収穫
サトイモ(セレベス)  親イモに子イモ、孫イモが13個も付いていた。



魚との対話-さといも饅頭薄あんかけ

サトイモまんじゅう薄あんかけ