金谷のビシアジ | 魚との対話

金谷のビシアジ

5月初旬、金谷の太海丸からお知らせの手紙が来た。クロダイとビシアジのお誘いである。

今年はアジが例年より早く釣れ出したようである。

金谷のビシアジと言えば、一昨年の7月猛烈な暑さの中、初挑戦で3匹の貧果に終わった苦い経験がある。

そのリベンジを期して、6月25日(水)前日素泊まりの電車釣行で太海丸を訪れた。


朝6時曇り空の下、船は港を離れ航程20分の竹岡沖に到着。ナギである。

釣り方は仕掛け着底後、リールを2~3回巻いてから竿を振ってイワシミンチのコマセを播き、スーッと竿を

上げて少し待つとククッとアタリ(魚信)が出るからリールを巻いて魚を取り込む。

アタリが出ない時は、更にリールを巻いて同様の操作を繰り返してタナ(魚の泳層)を探る。


しかし、タナを上げ過ぎるとサバに遭遇する。

一昨年はこのサバの誘惑に負けて、アジのタナをキープ出来なかったのも貧果の原因であった。

そこで、今回は「タナは底から3mまで」と自分に言い聞かせて臨んだ。

その結果は、リールを5回巻いた所(メーター表示で20m)でアジのアタリが出て、入れ食い状態になった。


しかし、問題点は発生した。船中に魚を取り込む操作で、バラシ(逃げられる)が多い事である。

船長からは「最後まで仕掛けを緩めないように」とのアドバイスを受けるも、上手く行かず、アタリの3割は

バラシたであろうか。

遂には船長からボヤキのアナウンスを受ける始末。

「昔に比べて群れが小さくなっている。その分釣りも難しくなった。昔とった杵柄では釣れないよ~」


潮見表では、この日は小潮で8時23分が満潮とある。

満潮を境に後半戦は潮の流れが速くなり、仕掛けは斜めに走り、実に釣りずらく、リールを2~3回巻いた

所でポツリポツリと釣り上がる状態になった。


12時に沖上がりとなり、アジ41匹(23cm中心)・サバ1匹・カサゴ1匹の釣果となった。

翌日、太海丸のホームページを見たら、私は何と竿頭と紹介されていた。

魚を取り込む時のバラシが課題として残ったが、週末に東京からやって来る娘夫婦に「俺は竿頭だぁ~」

と大威張りでご馳走出来る事になったのは、この上もない幸運である。