めげずに作る俳句かな
コンパクトデジカメを入手してから、散策路の四季の移ろいを深く観察するようになった。
それと共に風景スケッチの類であるが、俳句がぱらぱらと口に出るようになった。
その後、俳句の基礎を学ぼうと、地域の高齢者福祉講座で「俳句」を受講した。
受講者は皆大変上手で、しかも講師からけちょんけちょんに言われるわで、自信喪失。
ぱったり作らなくなってしまった。でも、朝のNHK俳句だけは妻と一緒に見ていた。
デジタル一眼レフを購入して、物の見方が深くなり、その分感激も増して来た。
それと共に再び俳句が脳裏をかすめ、写真に俳句を付けるようになった。
しかし、妻に見せると不評である。句の背景を話すとほんの少し褒める。
この年になると、朝早く目が覚めてしまう。5時前に起きては駄目と厳命されているので、多くの場合
「春浅し めげずに作る 俳句かな」とばかりに、布団の中で指折り数えている次第である。
地元の海岸からシルエット富士を撮ろうと追っかけ回していた時、もう終わったとカメラを片付けて帰宅の途中、
再び空が明るくなり、シルエット富士が現れた。
残り少なくなった人生、このシルエット富士の如くかくしゃくと過ごしたいものだと思った。
海洋教室で千葉県の視察船若潮に乗船する機会があった。
写真を整理していて、船を追いかけて飛ぶ鴎を見ていたら、先日の千葉県野島崎沖での海上自衛隊の
イージス艦「あたご」と勝浦のマグロはえ縄漁船「清徳丸」のいたましい衝突事故に想いが行った。

