堤防のボランティアガイド | 魚との対話

堤防のボランティアガイド

堤防とは千葉市のヨットハーバー先にある検見川浜の堤防のことである。

釣り好きの高齢者の集いの場所であることから、我等スポーツクラブ仲間では

年金堤防と呼んでいる。


   
堤防のボランティアガイド

堤防のボランティアガイド


赤帽の親父さんとの出会いは春のイワシつりだった。

釣り初心者グループの我々を見かねたのか、実に親切に釣り方を教えてくれた。


初夏のシロギスつりの頃、親父さんは塩をハチミツ用(?)のポリ容器にせっせと入れていた。

不思議に思い、尋ねたらマテ貝を採るのだと言う。

ついて来るように言われ、浜辺でマテ貝採り初体験をさせてもらった。

その上食べ方まで教えてくれて、全部持っていけと言う。

その晩、ゆでてからワサビ醤油で食べたらアサリ風の味で、大変美味しかった。


赤帽の親父さんはかくの如くで、週末にやって来る家族連れが面喰っていると、

トラブルを解決してやり、釣り方食べ方を教え、時には仕掛けや竿を貸してやり、

自分の釣上げた魚をあげることもある。

そんな訳で、我々は堤防のボランティアガイドと命名した。


秋になり、サヨリやイワシが例年のように釣れなくて、我々は益々赤帽の親父さんに

つり情報を尋ねるようになった。

そこで、この方は千葉市美浜区在住の竹内さん(71歳)であることを知った。

竹内さんはいつも10時頃現れ、皆さんと情報交換をしながら挨拶を交わし、釣りを始める。

竹内さんは言う。「釣りは出会いと感動」、信条は「おもいやりとやさしさ、そして感謝」

含蓄のある言葉である。