大島トローリング | 魚との対話

大島トローリング

従兄の娘夫婦から、今年もメールが入った。

不漁が続いていたが、やっと水温が上がって来たのでどうぞ、とあった。

トローリングのご招待である。


曇り空の中、久里浜のシティーマリーナ・ヴェラシスを7時に出港。

新造船のクルーザーは波立つ海原を疾走する。

トローリングのチャンスをうかがうも、鳥の群れや漁船がいない。

空は晴れ渡ってきたが、船長は水温が低くて今日は駄目かも、と言う。


クルーザーは大島までやって来た。

波浮港の東に利島、新島、神津島が並んで見られた。

大島の海は紺碧である。クルーザーが立てる波は真っ白である。

頭上の雲は驚くほど低く、夏と秋が混在している。

クルーザーが東へ旋回すると、今度はまばゆい光の海である。

私は、大島の青海原にすっかり魅了されてしまった。


  紺碧の海        大島

  紺碧の海と白波                         大島沖でトローリング


大島沖と沖ノ山で流したが、全く魚信なし。

船長は昨夜の雨で底荒れしたのだろう、また波立って行けなかったが新島ならキハダマグロが釣れただろう、と言った。

帰りの途中、三浦三崎の沖でシイラ退治と言って流したところ、ようやくシイラがヒットした。

残念ながら、釣果はこの一匹に終わった。


しかし、夏は黄色味になる東京湾奥の海を見慣れている私にとって、

青海原のトローリングは、実に感動的であった。