早春の息吹き
3月15日(水)、千葉市都市緑化植物園主催の野外観察講座「早春の野の花大椎町~昭和の森方面」に
参加。
篠崎講師のガイドで、千葉市緑区にある昭和の森周辺を歩き、澄み渡った青空の下で、早春の息吹きを
感じることが出来た。
JR土気駅よりバスで大椎町(おおじちょう)へ。ここから緑豊な田舎道を昭和の森に向かって歩く。
オオイヌノフグリ、セイヨウタンポポ、ヒメオドリコソウといった野草の後に淡紫色の可憐な花に出会う。
タチツボスミレといい、最もポピュラーなスミレだという。
樹木ではこの時期ならではのヤドリギに出くわし、さらにボランティアガイドがその実を見つけ、粘り気の
ある種子を見せてもらった。これが鳥に運ばれて宿主に着くのだという。
花木ではレンギョウ、キシミ、トサミズキ。春らしい黄色~淡黄色の花を付けていた。
タチツボスミレ 水辺の郷公園
水辺の郷公園で昼食を取り、昭和の森に入る。
キブシに出会う、黄藤とも言われるという、そんな趣を持っている。
下夕田池(シモンタイケ)から自生カタクリ保全区域を通り、広々とした梅林に出る。
白や紅の梅でいっぱいだ。
まさか黄色の梅と思ったら、サンシュユだという。一名ハルコガネバナ、どんぴしゃりな名前だと思った。
花木園では今年初めてウグイスの鳴き声を聞き、春を告げる花々に出会う。
ウグイスカグラ(一名ウグイスノキ)、ミツマタが咲き、ハクモクレンは花芽がいっぱいだ。
サンシュユ ハクモクレン
紅梅 展望台からの眺め
すっかり気分を良くして展望台に出る。
眼下に九十九里平野が広がる。千葉市で一番高い所で標高約100mだという。
しばし休憩後、市町村の木~太陽の広場を通って昭和の森を出た。
土気高校を経由してJR土気駅に向かう。
土気高校付近はあすみが丘東地区といい、大開発まっただ中。
その変容を話す篠崎先生の声には驚きと寂しさが混じっていた。