市川市東山魁夷記念館 | 魚との対話

市川市東山魁夷記念館

昔、夜行バスで尾瀬に向かい、鳩待峠から入り、湿原に出た時、思わず東山魁夷の絵の様だと思った。

そして、最近ブログで urugi さんの売木村での霧が立ち込めた山の景色の写真を見た時、思わず東山  魁夷の絵の様だと思った。


その東山魁夷の記念館が、画伯が生涯の大半を過ごしたゆかりの地である千葉県市川市に昨年11月に

オープンした。


美術鑑賞に造詣の深いプロフさんにお付き合い願い、行ってみた。

そこはJR下総中山駅から徒歩約20分の所で、いきなり東京ドイツ村のマルクトプラッツで見たドイツ風の

建物が目に入った。記念館だ。中に入って分った。

画伯はドイツに留学されたことがあるのだ。


東山魁夷記念館      東山魁夷記念館

展示室                            入口(8角形の尖塔)


1階展示室の東山語録は意味深だ。一応ブログで自然観察のテーマを持つ私としては、後で

ゆっくり考えようと書き留めた。

   ・ 私は生かされている  野の草と同じである  路傍の小石と同じである

   ・ 自然は心の鏡

   ・ 人はみな旅人である

   ・ 描くことは祈ること

   ・ 風景は心の祈り

   ・ 馬車よ ゆっくり走れ


2階展示室には、想い描いていた風景画が展示されていた。

色は青が主体だ。


一通り東山芸術を堪能した後で、プロフさんに「もし、この中で一枚くれると言われたら、どれにしますか」

と下世話な質問をした。

「そんな風に見たことはないけど」と言いながら、プロフさんはもう一度見て廻り、「湖岸」だと言われた。

手前に濃紺の中にススキ、遠くに真白な雪の中に立つ青い杉林、その前の水に杉の木の影といった    構図の絵だ。

私は暗いと思い、理由をたずねたら「人の心を映している様だ」との返事。 ウーン !!

ちなみに、私は「夕汀」、海辺の絵で床の間に飾ったら立派そうだから。

美術鑑賞にうとい私だが、結構楽しかった。