清く正しいおっさん学/田中俊之(41歳) | だからおっさん最高だって言ってんだろ

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40代以降男性の良さを世界に発信し続ける孤高のブログ

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こんにちは。つい最近取引先のおっさんにマルチに誘われ心が死んだttttongです。
おっさんは良いけど、マルチダメ、ゼッタイ!
私の数少ない「おっさんNGリスト」に堂々ランクイン「マルチおっさん」です。


まあそんな事でおっさん愛が削がれる私ではありませんが
しばらく更新ができず失礼いたしました。
なんか最近お会いする方々から意外と「ブログ読んでます」とか言われまして
ありがとうございます。更新しなくても溜まっていくあのPVカウント、
それはただのデータではなく1つ1つが生身の人間なんですね。
IT社会に呑まれて忘れてたよ。いつもみなさんありがとう。
という訳でまたぼちぼち再開です。ぼちぼちね。

 

 

最近、「これはブログに取り上げなければ」という著作を読みました。
「男性学」を研究されている社会学者、田中俊之さんの本です。

田中さんは『男はつらいよ』とか『男が働かない、いいじゃないか!』といった
あまり注目されない「男性として生きる上での社会的な無意識の責任」などについて
赤裸々に自らの視点も交えて書いている人でウヴァーーーーーーーーーーーーー!!!!!


いや。もうね、私これほんと冷静に話せないんですよ。
まあこのブログにおいて私が冷静だったことなんてほとんどありませんけど
本当にね、この田中先生の著作はね(リアルで息が上がっている)す…素晴らしいんです。
私が言いたい事が、いや、女だからこそ言えないし推測しかできない事が、
もう、もう、書いて欲しかった事がさあ!!!!書いてあるんですよ!!!!!全部!!

 

 

因みに私が拝読したのは田中先生著の『〈40男〉はなぜ嫌われるか』(イースト新書)です。
これは最初から世の中の40を超える男性にどれだけ厳しい目が向けられており、
その原因として様々な男性がいかに無自覚に歳を重ねてきたかということが続きます。
「服を買え」「鼻毛切れ」「全身鏡買え」「知り合いじゃなくて友達作れ」…
恐ろしいのはこういった厳しい言葉の数々が
執筆されると同時に恐らく田中先生自身をも深くえぐっていることであり
この著書は田中俊之先生が文字通り命を削って書いたと言っても過言ではないことです。


そして何よりこの本の後書きですよ。ここに全てが集約されてるので以下引用。
「40男になって痛感したのは、特に知的になったわけでも精神が成熟したわけでもないということだ。内面の成長は高校生くらいでストップし、体だけがどんどん老けていく感覚がある。それでも大人として責任だけは重くなっていくのだから、正直言って少し怖い。共感してもらえるだろうか。」

 

 

 

………………言うことないよ!!!!

 

もうおっさんブログに書きたい全てはここにあるんです。ここにあるんですよ。
私が常におっさんの素晴らしさについて説いているのは、この
「内面の成長がストップしていても関係なく社会的責任の重さだけが積み上がる」
という事をほぼ全ての40を超えたおっさんが経験しており、
それでもなお社会の中で生き抜いている事なのです。
女子のように化粧という防護服も無く、スイーツバイキングもなく、
レディースデーもなく、出勤カジュアル7日間着回し!もなく、仕事を!して!!

 

本当にこういうさ、こういう日常の中できちんと生き抜こうとして、
税金とか年金とかちゃんと払って国民の義務を果たしているおっさんがだよ、
そんなん愛しい以外の何物なんだよ。全員尊敬の対象だよ。当然じゃないか。

 

 

いやもう、田中先生の著書でこの一節に出会った時、わーありがとう!!って感じでした。
女性がさぁ、こんなわけのわからんブログでおっさんキャーキャー言ってるより
ちゃんと院を出て社会学者やってる人の方がね、そりゃね、絶対聞かれますもの。
あーあ、ほんと。田中俊之先生ありがとうございます。

 

 

しかし私の基準じゃまだ41歳なんて青年だがな!!!!

 

 

本日はこれでおしまい。
次回もお楽しみに。