本物のスパダリは死なない/鷹山敏樹(60歳)【あぶない刑事シリーズ】 | だからおっさん最高だって言ってんだろ

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鷹山敏樹

某見た目は子供頭脳は大人アニメのお陰で世の中はスパダリが話題ですね。
私もどれだけスパダリの魅力を友達から営業されたかわかりません。
しかし今回は、究極のスパダリおっさんについてお話しいたしましょう。
その名も「鷹山敏樹」。通称タカ。
30年間日本女性の心を虜にし続けているスパダリ中のスパダリです。

※最新作で定年だったので、タカの年齢は公務員の定年である60歳とします。


30年前からスパダリ

世間で言われるスパダリとは「スーパーダーリン」の略称です。
いわゆる腐女子と呼ばれるオタク女性の間で呼称されるのですが、
自分が考える男性同士のカップリングで「攻め(タチ)」側となる男性が
「受け(ネコ)」側の男性に対して完璧なスキルを備えていることを一般的に指します。

「クリスマスの前日でも最高級ホテルのスイートを抑えられる」
「ありとあらゆる武器を、初見5秒後には使いこなせる」
「顔も綺麗で体に余分な肉はついておらず、甘い言葉を次々と繰り出せる」
「嫉妬をせず、受けのわがままに対しても寛容に応えることが出来る」
などなどそのスキルは腐女子の妄想とともにイデア世界に近づいてゆくのですが
タカさんのスパダリ具合はそんなもんじゃありません。
だってそもそも、タカさんは絶対死なないのです。


やりすぎ主人公補正

タカのスパダリ具合は「死なない」以外に
「蘇る」「時空を超える」「どんな障害物があっても基本的に撃つ弾は当たる」など
様々ありますが、何より実写においてインパクト大の「死なない」について語りましょう。

まず、「あぶない刑事」は刑事ドラマです。ファンタジーではなくハードボイルドです。
30年間の間にドラマだけでなく映画も7作作られ、毎回犯人とドンパチやってます。
銃弾、手榴弾、時限爆弾はお手の物。核爆弾も出ましたし、ミサイル爆破もありました。
しかしその中のどれも、タカはまともに食らっていません。
というか、どう考えてもまともに食らっていますが、絶対死にません。
爆弾解除に失敗しても、ミサイルが直撃したビルの中にいても、無傷。ほぼ無傷。
どうでしょうこの日テレのゴリ押し具合。これがスパダリでなく何と呼ぶんだ。
絶対舘ひろしも「何でだろう」って思ってるよ。


スパダリのタカ、唯一の欠点

因みに「あぶない刑事」はタカだけでなく、ユージというもう一人の主人公がいます。
こちらもタカと共に死線を(っていうか確実な死を)幾たびと乗り越えていますが
ユージくんはスパダリとはまた違うんですね。
その理由はロマンスの数にあります。タカとユージの内、ヒロインが付くのは9割タカです。
そのため甘い言葉を女性に語るのも9割タカとなり、スパダリ具合に拍車がかかります。

しかし。
究極のスパダリ、タカくんにもかなり大きな致命的欠陥があります。
それは「組まされたヒロインが必ず死ぬ」ことです。
つまりタカは超絶非の打ち所がないスパダリなんですが、同時に女性限定死神なのです。
まあその「恋多き男だが両思いになった瞬間女が死ぬ」という悲劇性さえ
こじつければスパダリ要素を更に強める結果にしかならないのですが、でもあかんよね。

もしかしたらタカはその奇跡を超えた生命力を維持するために、
寄ってくる女性から無意識ながら寿命を吸い取ってるのかもしれません。こわい。
明日はそんなタカと一緒にいながら、同じく長らく生き延びているもう一人の主人公、
ユージについて語り尽くせればと思います。
どうぞお楽しみに。