かつて、ちょいワル親父って言葉が流行りました。
純粋培養のショタオジを好む私としては、ワルくなりきれもしないおっさんが
プライベートでも妥協しリスクを取り「ちょい」ワルで済ませようとする神経が気に入らず
ましてやそれをブランド化してジローラモを担ぎ出すところがどうにも許せず
日本人はイタリア人じゃねーんだよ！！と、やりようの無い怒りを抱えていました。
「ちょいワル親父」が提唱していたのは、不良っぽいワイルドな型崩しファッションですが
今回の作家さんを見て、是非皆さんには真のワイルドとは何か知って欲しい。
東京ドーム1個分の林を切り拓き、ログハウスを自分で作り、そのまま住んでる男。
一般人の生活を型崩しまくってる、これこそが真のワイルドと言えるのでは無いでしょうか。
本革の靴と開襟シャツとイタリア製スーツで山は拓けないんだぜ！！
さて、守村先生は『ウーパ！』の作者であり、主人公です。
見よこのワイルド加減（下の方に本人写真があります）。半端な仕事してません。
この写真見て、誰が彼を所沢に住んでた漫画家だと思うでしょう。どう見ても野生児出身。
絵で描かれる守村さんはマスコット的にキュートです。そして中身も可愛い。
いいですか。中身も可愛いんですよ！！これほんと重要。
『ウーパ！』は所沢に住んでいた8年前から話が始まりますが
連載を終えたばかりで意気消沈している守村さんが、森での自給自足生活を思いつき
妻（かわいい）にキラキラした目で語ってる時がもうショタオジ極まってて最高に可愛いです。
この妻というのが、世にいる妻にならって超リアリストで、
守村さんの広がりまくる夢を短い言葉でバンバン切り捨てる人なんですが
その言葉でいちいちしゅんとなる守村さんの可愛さもご馳走様ですし
そういう所を全部客観視して描いてる漫画家・守村大も魅力的です。
まだ3話しか連載されていない上に、私は原作となるエッセイを読んでいなかったので
今後どんな展開になるのか未知すぎてすごく楽しみなのですが
もう1～3話の間で「不安になる→上手くいきそう→目が輝く」と
つど繰り返される三段進化が可愛すぎるので、おっさんウォッチャーとしては完全に期待。
情けない顔から瞳が輝きだした瞬間が一番可愛い。可愛いよ守村大！！
という訳で、守村大は3次元でも格好良いし2次元でも可愛いし
生命力に満ちあふれてて婿には欲しいし妻は可愛いし犬は可愛いし
（犬を可愛く描くおっさんは大抵ショタオジという個人的すぎる方程式が私にはあります。）
『ウーパ！』はもう今後期待のおっさん漫画だという話でした。ご一読を。
明日はモーニングきっての美中年を取り上げます。
この人本当に50超えてるのかね･･･
どうぞお楽しみに！