![田中圭一](https://stat.ameba.jp/user_images/20150316/18/ttttong/47/f7/j/t02200243_0480053113246651436.jpg?caw=800)
昨日の夏目房之介先生から手塚治虫繋がりで、
今日は「手塚治虫パロディ漫画家」田中圭一さんです。
もはや手塚治虫にとどまらず、本宮ひろ志、松本零士、西原理恵子、宮崎駿など
ザクザク絵柄をパロっては、ギリギリのネタを投稿したり人気コンテンツを模写してみたり
挙げ句の果てに完全にアウトっぽい同人を出したり、それが原作者に受け入れられたり
漫画界のロックンローラー田中さんです。
私と田中作品の出会いは、手塚作品だけがマンガ棚に置いてあった近所の図書館で
普通に『神罰』が紛れ込んでいたことがきっかけです。許さん図書館ありがとう。
田中圭一は自ら「お下劣パロディ漫画家」と名乗り、
その名に恥じない際どいネタをぶっ込む事で知られていますが
彼の素顔がすごい物腰柔らかで丁寧なサラリーマンだというのは、一部の人間しか知りません。
かく言う私も仕事上、数回サラリーマン田中さんとは話したのですが
最初の数回は、名前を聞いても「あの」田中圭一とは結びつかなかったくらい
超模範的で丁寧で礼儀正しく、好い人オーラ全開のビジネスマンでした。ギャグかと思った。
「田中さん」が「田中圭一」と知った時の印象は「信じられない」でした。
田中さんは、何を話すにも言葉の端々に無理の無いエクスキューズがあり
気配りが出来て、どちらかというと静かな話し方で、フツーに爽やかおじさんでした。
何より下ネタなんて言ったら顔赤らめそうな文系おとなし顔だったので、
にわかには信じられなかったのです。
でも、別の取引先(男性)と田中さんに会いに行った際に
「公園に落ちているエロ本で性に目覚める少年時代あるある」話が始まり盛り上がってたので
やっぱり本物だったんだと思います。
しかしその時も爽やかフェイスだった田中さんマジ恐るべしです。
田中圭一さんは、私に「おっさんの奥深さ」を教えてくれた大変貴重なおっさんです。
この場を借りてお礼申し上げたいと思います。
あ、ちなみに最近は下ネタに限らず、自身の鬱体験を元にした啓蒙漫画を描いていたり
毎回良い話で終わる、漫画家と子供のエピソードを盛り込んだエピソード漫画とか描いてます。
でもやっぱりこういうひどい漫画もあります。ロックだ。
さて次回からは、またスペシャルを画策しています。
少し長めになる予定なので、どうぞお楽しみに!