最高の善人にも最悪の悪人にもなれる笑顔/小日向文世(61歳) | だからおっさん最高だって言ってんだろ

だからおっさん最高だって言ってんだろ

40代以降男性の良さを世界に発信し続ける孤高のブログ

小日向文世

小日向文世って良いですよね。
何が良いってもう言葉の響きが良いですよね。「こひなたふみよ」って。
こひなた、なんて最高じゃ無いですか。今みたいな3月の小春日和を思い起こさせますし
ふみよ、の明治の女性みたいな、たおやかな感じたまりませんよね。
と言う訳で、小日向文世は名前から勝ち組です。


小日向文世は遅咲きの俳優で、40代後半から売れてきています。
ていうかこの人60歳越してたのか・・・と、今回記事を書くに当たってはじめて知りましたが
これまた私の好きになりやすいおっさん俳優の例に漏れず「名脇役」です。
お人好しとか、ちょっと情けない人とか、そういう癒やし系の役はもうハマりどころで
見てるだけで幸せになる小日向文世の笑い皺が炸裂します。
サンリオとかにキャラクター化してもらってグッズにして欲しいです。割とマジで。

かと思えば小日向文世はアウトレイジみたいな超悪い役もやります。これが怖い。
元々笑顔が似合うおっさんなのに、「悪い笑顔」とか「笑ってない笑顔」もできるんですね。
もうなんかね、踏んで欲しい。


そして、そんな小日向文世の笑顔も悪い顔も楽しめる作品と言えば
名脇役の彼が唯一主演を果たしたシリーズドラマ『あしたの、喜多善男』です。

この『喜多善男』は、11日間に好きな事して死のうとする男が
様々な人との出会いを通じて奇妙な11日間を過ごしてしまう、というドラマでしたが
主人公、小日向文世はその役の名前通り「善き男」でした。
ニコニコして、なんだかフワフワして、断れないタイプです。

しかしその一方で、彼にはもう一人の人格があります。
劇中で「ネガティブ善男」と呼ばれ、CG合成で小日向文世がもう1人現れるのです。
まんまアニメやマンガの「天使と悪魔が自分の頭の上に出てくる」奴なんですが
ネガティブ善男は表向きの善男に対し自己否定の言葉を吐き続けます。

このネガティブ善男と元人格善男のやり取りは、小日向文世の両面を同時に味わえて
もしかして小日向文世マニアがこの企画起ち上げたんじゃ無いかと思う程です。
なんせネガティブ善男設定は、このドラマの原作『自由死刑』には無いからね!
この作品は今でも私の中で小日向文世金字塔作品となっております。
他にも「中村屋のカレーを美味しそうにほおばる小日向文世」とか
「結婚衣装の小日向文世」とか「湯船に浸かる小日向文世」とか盛り沢山。ご馳走様です。

現在の小日向文世は、情けない善人もできれば怖いオッサンもできるということで
様々な作品に引っ張りだこなうです。
小日向文世を何かで見知った方は、是非『あしたの、喜多善男』見て下さいね。
生瀬勝久も出てますんでね。


さて、明日は二次元に飛びます。
某人気アニメ作品よりバレンタインチョコが同作品で一番多いあの人です。
どうぞお楽しみに。