【メガネおっさん週間】細身よし、メガネよし、悪役よしの三方よしおっさん/段田安則(58歳) | だからおっさん最高だって言ってんだろ

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段田安則

いいですか、私はひとこと言いたいんですよ。昨今のメガネイケメンブームに。
メガネをアイテムとして捉えるんじゃ無いと。
そんな浮いたメガネはメガネじゃねえと。

メガネというのは、その人物と長年を共にしてきたからこそのかけがえのない存在であり
主人がメガネを無くしては真っ当な生活を送れないほどの自然な依存関係があり
お互いの、無言の内の生活スタイルが確立されているからこそ美しいのです。

決して元からのイケメンが「かけてみました☆」的に
狙って不敵に微笑むために存在しているのでは無い。主役としてのメガネでは無い。
脇役だけど必須である、言葉の無い信頼感。それがメガネなんですわ。語りすぎたんですわ。


というわけで、メガネおっさんを舐めてはいけません。
阿部寛とか渡辺謙とか、ジョニーデップとかは「メガネおっさん」ではない。
彼らのように元々メガネしてなかった顔もよく知られている人では無く
前回の佐野史郎とか、鈴木史朗とか、今回の段田安則こそが、真のメガネおっさんです。
彼らはその魅力をメガネに頼ってない。でもメガネと共に思い出されるのです。
(何で今更こんな話をしたかというと、
 次回以降は「メガネがアイテムとして素敵なおっさん」だからです。節操なし!)


まあ今回は本当はこんな面倒な事を話したかったんじゃ無くてですな
段田安則いいよねって話がしたいんです。


段田安則は、私の好きなおっさん芸能人のパターンにハマった演技派おっさん俳優ですが
神経質そうな見た目から、刑事とか官僚とか教授など立場の高い悪役を演じることが多く
でもその一方で、悪役になりきれない人間味も醸し出したりして
わかりやすいですが好きですそういうところ。
佐野史郎よりマイルドな悪役って感じ。狂気の入ってない人間味がおいしいです。
(段田安則ぺろぺろ的な意味でおいしいです。)

元々あの唐沢寿明が出た『ラブコンプレックス』見て好きになったんですよね。
段田安則は、唐沢寿明と反町隆史を秘書室に秘密派遣した専務として出演しています。
自分では何も出来ず、人を頼るだけだが偉そう、という役どころ。
小心者の偉い人なんてギャップおっさん好きには超初心者向けキャラですが
見事にハマっています、段田安則。ごちそうさまでした。

そんな訳なので段田安則は、あまり人物エピソードが多くない人ではありますが
毎回演技とその細身だけで楽しませて頂けるので、もう素晴らしいです。ほんと。
年と共に段々痩せていて、心配ではありますがシャープな顎と皺がたまらんです。ほんと。


さて、次回は「メガネ在りてこの人在り」的な人をご紹介。
おっさんと言いたくない美少年っぷりです(私フィルター)。
どうぞお楽しみに。