2024年7月、ゼロからドイツ語の勉強をスタートしてから、わずか1年2カ月でゲーテC2に合格することができました。40歳からの挑戦で、仕事と家庭で時間的な制約も多かったのですが、ChatGPTを活用することで効率的に学習を進められたことが大きな助けとなりました。今回は、試験結果と進捗を振り返りながら、この1年の学習の軌跡をまとめてみます。
2024年7月 ドイツ語勉強開始
以下は、私が受験したゲーテ試験とその結果です。
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2025年3月:ゲーテA2合格(95 %)
基礎的なレベルですが、高得点で合格。試験スタート3分以内で「簡単すぎる。間違ったレベルを選んでしまった」と後悔。 -
2025年4月:ゲーテB1合格(95 %)
ドイツ語の基礎が定着してきた印象。試験スタート3分以内で「簡単すぎる。間違ったレベルを選んでしまった」と後悔。 -
2025年6月:ゲーテB2合格(79 %)
スピーキングがいきなり難しくなった印象。 -
2025年7月:ゲーテC1合格(79 %)
読みがいきなり難しくなった。 -
2025年9月:ゲーテC2合格(70 %)
モチベーションがなく、1カ月ほど勉強せず受験。
9月末に受験したゲーテC2の結果がネット公開されていたので閲覧してみると合格していた。合格するには60 %以上必要(ヒヤリング、読み、書きは平均値が60 %以上で合格)。
ゲーテC2は、各セクションで平均60%以上を取る必要があります。私のスコアは以下の通りでした。
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ヒアリング:62 %
特に驚きもなく、まぁ、これくらいの点数。 -
読み:71 %
まぁ、いつも通りの点数。 -
書き:66 %
1カ月くらいGPTによるエッセイ練習をさぼったため、ミス連発。むしろあんだけミスしてよく合格しているなぁ。。 -
スピーキング:79 %
かみ合ってなかったのに、合格している。。
合計:70 %
結果を確認したときの感想は「そっか、合格したんだ」というものでした。特別な感動や達成感があったわけではなく、どちらかというと「あ、終わったな」という感じです。
ー背景情報ー
2024年6月から2025年9月まで、仕事の関係でドイツに駐在していました。駐在といえば「海外生活で語学力アップ!」と思う方もいるかもしれませんが、実際のところはそんなに華やかなものではありません。私の場合、日系企業での勤務だったため、基本的に業務中(8時-17時)は日本語、たまに英語を使う程度。残業後、家と会社の往復がほとんどで、日本に住んでいるのとあまり変わらない環境でした。
実は高校3年生のときに英検1級を取得していましたが、それ以来ほとんど語学の勉強をしていなかったため、今回のドイツ語学習は約20年ぶりの挑戦となりました。家庭では日本人の妻と低学年の子供がいるため、日本語中心の生活。そんな中、限られた時間でどれだけドイツ語を学べるか、自分なりに工夫を凝らした1年でした。
ー勉強方法ー
振り返ると、ドイツ語の勉強時間を捻出するのはかなりの挑戦でした。以下が私の学習スケジュールです。
平日の勉強スケジュール
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朝の出勤前
1時間半を確保。- 45分間、携帯でChatGPTとドイツ語で会話し、訂正をしてもらう(Google Translaterスクリーンショット活用)。
- 残りの30分で、ドイツのニュースサイトをドイツ語で読む。
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昼休憩
45分間、再びChatGPTと会話して訂正を依頼(Google Translaterスクリーンショット活用)。 -
夜の学習
2時間を学習に充てる。- 45分間、ChatGPTにエッセイを投稿し、修正してもらう。
- パソコンを使い、週3回程度Preplyでのドイツ語会話練習を実施。
- 週1回は1時間の真面目なオンライン授業を受講。
隙間時間の活用
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ポッドキャスト
ドイツ語のポッドキャストを聞き流し、耳を慣らす。 -
単語学習
知らない単語に出会ったら、Google翻訳アプリで調べてスクリーンショットを保存。1年間で数千枚のスクショが溜まりました。ChatGPTと会話するときには、これらのスクショを見ながら新しい単語を必ず使うようにしていました。
ー所感ー
「ハロー」からスタートして、約1年間の勉強の結果、ゲーテ試験ではC2(最上級)に合格しました。しかし、実際にYouTubeでドイツ語ニュースや番組を観ると、字幕ありで90%理解、字幕なしでは60%程度。試験のスコアと実際の日常会話やリスニング力は、やはり別物だと痛感しました。
ちなみに、日本から受講できるドイツの通信大学(例:Hagen大学など)のコースでは、B2やC1程度の語学力があれば十分です。一方で、ドイツの国立大学に進学するには、ゲーテC2が求められるケースもあります(テルク試験の場合はC1でOK)。目的に応じて、どのレベルを目指すべきか考える必要がありますね。
ードイツ語を取得して得したことー
正直なところ、今のところ「得した」と思えることは全くありません(笑)。現在は日本に住んでいますが、ドイツ語を使う機会はゼロ。そもそも40年間生きてきて、ドイツ語が必要だった場面なんて一度もありませんでした。完全に趣味の領域ですね。
ただ、ちょっとした優越感はあります。例えば、満員電車でドイツ語のニュースを読んでいるとき、隣の人には内容が分からない。そんな小さな自己満足が、ドイツ語学習を続ける原動力になっているのかもしれません。



