こんにちは!今回は、「ドイツ語を習得してよかったこと」について書いてみようと思います。ですが、正直に言いますと… 私にはありません(笑)。

40年生きてきて、日常生活や仕事の中でドイツ語が必要になったことは一度もありませんでした。もちろん、ドイツ語が役立つシーンがある人もいるとは思いますが、私の人生では「ドイツ語がなくても全然困らない」というのが現実です。

そんな私がなぜドイツ語を学んでいるのか、そしてそれでもなぜ楽しいのか。今回はそんなお話をしていこうと思います!


ドイツ語が必要な場面って?

そもそも、ドイツ語が必要になる場面ってどんな時でしょうか?
ドイツ語を学ぶ理由としてよく挙げられるのが、「仕事で使うから」というものですよね。でも、実際のところ、ドイツ語が必要な業界って意外と限られています。

ドイツ語が強い業界

  • 自動車業界:ドイツといえばBMW、メルセデス・ベンツ、アウディなど超有名ブランドが揃っていますよね。自動車関連の技術や取引ではドイツ語が重要な場面もありそうです。
  • 鉄鋼業界:こちらもドイツの産業の一つとして有名ですね。

ただし、こういった業界に関わる人以外は、ドイツ語が必要になることはほとんどないのが現実です。

ITやエンタメは?

一方で、IT業界やエンターテインメントの世界は、圧倒的に英語が主流。プログラミング言語も英語ベースですし、世界中の映画や音楽、YouTubeなどのコンテンツも、英語が中心になっています。つまり、ドイツ語が活躍する場面は意外と狭いんです。


それでもドイツ語を学ぶ理由

では、なぜそんな私がドイツ語を学んでいるのか。答えは簡単で、「必要だから」ではなく、「なんとなく」なんです。

これを説明するのに、将棋や囲碁を例にしてみましょう。
「将棋や囲碁って生きていく上で必要?」と聞かれたら、多くの人が「必要ない」と答えると思います。でも、将棋を好きな人にとっては、「駒を動かす戦略を考えるのが楽しい」「勝った時の達成感がある」「なんとなく、空き時間に頭の体操」など、単純にそのプロセスを楽しんでいるんですよね。

ドイツ語もそれと同じで、「こんな単語があるんだ」「こんな表現ができるんだ」という発見あるんです。「暇つぶし」に少し頭の体操を加えた趣味です。使う場面があるかどうかは関係なく、何かを学ぶことが人生を豊かにする。それが私にとってのドイツ語学習の理由です。


ドイツ語を学ぶ楽しさ

学ぶこと自体が楽しいとはいえ、どんな楽しさがあるのか、少し具体的にお話ししてみますね。

1. 新しい単語や表現を知る喜び

例えば、ドイツ語にはこんな面白い単語があります:

  • Verschlimmbessern(フェアシュリムベッサーン)
    「改善しようとして、かえって悪化させる」という意味です。こういう言葉、英語や日本語にはなかなかないですよね。新しい表現を知るたびに、「こんな言い回しがあるんだ!」と驚いたりするのが楽しいんです。

  • Kummerspeck(クマーシュペック)
    直訳すると「悲しみの脂肪」。ストレスで食べすぎて太ることを表す言葉です。こんなユニークな単語を知ると、もっと知りたい!と思いますよね。

2. ドイツ語でコンテンツを楽しむ

私はYouTubeで実際の犯罪事件をテーマにした動画を観るのが好きなんですが、そんな時にドイツ語の番組を観ると、ただ勉強するだけよりもずっと楽しいんです。

例えば、英語で「Dateline」という犯罪ドキュメンタリーを観ることもありますが、ドイツ語でも似たような番組やポッドキャストを探してみたりして、新しい表現を学びつつ楽しんでいます。

こんな風に、自分の趣味とドイツ語学習を組み合わせると、学ぶモチベーションがグッと上がります!


まとめ:ドイツ語学習は趣味としての価値がある!

ドイツ語を学ぶことが「必要か」と聞かれたら、私の答えは「必要ではない」です。実際、40年生きてきてドイツ語が必要になったことは一度もありません。でも、だからこそ「趣味」として楽しんでいます。

将棋や囲碁のように、学ぶことや戦略を練ることそのものが楽しいんです。そして、そこから得られる新しい発見や視野の広がりは、人生をちょっとだけ豊かにしてくれます。

もし、「ドイツ語は難しそうだし、必要ないかな」と思っている方がいたら、「趣味として楽しむ」視点で考えてみてください。きっと、ドイツ語学習の新しい魅力が見えてくるはずです!