暑くなって2Fの望遠鏡部屋に籠ることが出来ず、全く天文活動出来ていないマリーチです。(そもそも、お天気も芳しくない。)
2Fにもエアコンが付いたら、機材を愛でたり、窓越し星見も出来るんでしょうか。何れにしても朝、既に暑い。熱中症待ったなしという環境なので、ホント〜に何も出来ない。
ま、どうせ夏休みでずっと家に子供がいるので、8月の漢検に向けて監督、指導業務で忙しいし、夜になれば雲がちだし、と言い訳はここら辺にしておきましょう。
そんな我が家の夏休み唯一のイベント、『大鹿村観望会』、今年で2回目の参加となりますが、一昨日から昨日にかけて参加してまいりました。
普段、山梨の盆地越えするポテンシャルがほぼほぼ無い私にとって、長野県に行ける機会は貴重!
以前XでフォローさせてもらっているSさんから情報をいただいた『ラ・ムー』というお店に立ち寄りました。
件のお惣菜コーナーは、量とお値段が完全にバグっていて楽しい!
食べたい物を選びまくり、これで朝食は確保!
大鹿村でどんなに小腹が空こうとも安心です。
入れ子構造にした保冷バック(しかも底に、冷凍庫でキンキンに冷やしたお菓子作りバッドを敷き、保冷剤も詰め込んである)が、早速2個に分離して使用されました(笑)
去年は大鹿村に行くのにR152を使い、離合ポイントだらけのスリリングな道に慄いて到着までにグッタリしてしまった反省点を踏まえ、行きは伊那、駒ヶ根を通過して広めの道で。
さて、いよいよ大鹿村に到着です。
アイディアとオーナー様の愛情がたっぷり詰まった機材が所狭しと展開され、村民の方々もお見えになる観望会。
昼間から機材を見て回れる環境は私にとってパラダイスです。
13:00受付開始、15:00開会式との事ですが、大鹿村に来たら必ず食べたい道の駅のステーキ定食!
今年も安定の美味しさ、間違いなしなのでした。
これでまさかの¥1,500。なんてありがたい!
大鹿村の住人になれたら、この美味しさにいつでもアクセス出来るのね…良いなぁ…
さてさて、会場に到着。
会場の大西公園。すぐそばには大迫力のお山が!
後にこの稜線の木々がとっても重要な役割を果たしてくれます。
普段はXでやり取りしてくださる皆様と久方ぶりにお会いできました。山梨から完全アウェイで参加しているものの、とても優しくフレンドリーに迎えていただき感謝です。
機材を拝見したりお話しながら日没を待ちます。
怪しい雲が結構南アルプスの山々にかかっていてお天気が心配になりつつも、楽しい時間が過ぎていきます。
家族はタープテントを張って、自分たちなりに楽しい時間を過ごしているようです。
私は「完全放牧」なので自由にしておいで、と😅
様々な機材を拝見して回り、自作機は「自分自身に特化した機材」という事を教えていただきました。
大きさ、使い勝手、全てにおいて「いかに自分が使いやすいか」を突き詰めたそれぞれオーナー様の「究極の形」なのですね。
初めて屋外デビューした「なかたん」(東和光機製CT-50、通称「中短筒」)をZEROに載せて、近くの山の上にある鉄塔を見てみました。
なかなかクッキリ見えて嬉しくなりました。
もしも、お天気が良くなったら何を見ようかな、とワクワクしながらも、それに反して雲がちになる空。
雨が降ってきたらすぐに避難できるように、タープテント内に置き場所を確保しておきました。
テント前のなかたんを見に来て下さる方がいて、古スコ話が聴けて楽しかったです。
短筒が大好きなのに細かな事が分かってない自分を再認識いたしました。もっとちゃんと「なかたん」の構造含めて知りたいと思いました。
(躊躇っていましたが、バラして中をよく見ておこうと決意。)
「暗くなる前に金星を見つけられるか」という話が出て、ワイワイしながら皆で金星探しをしました。
太陽は既に山崖の向こう。
稜線の形、木の姿形、雲の形をヒントに金星の位置を教えてもらいながら、なんとか私も青空の金星を見つけられました。
すごいぞ、スリーコインズ双眼鏡。
首から下げていても全く重さを感じないコンパクトさ、こういうイベント時に効果絶大だと思いました。
これ以外にもVortex10×25やZEISS TERRA8×32を持っていきましたが、一つ気づいたことが。
このスリコ双眼鏡、本体の色が明るいので夜目でも、どこに置いたかすぐに見つけられる✨
日没後「元々視力が悪いところに老化の重ねがけ」があると、夜、屋外で歩き回ったり脚立に乗ったり、というのがとても難しく感じました。
子供も「星が見たい」と言っておりましたが、脚立に上らせていただくのも危なっかしく何かやらかしてはご迷惑になるなと痛感しました。
結局、キャンプチェアに座って軽量双眼鏡で仲良く星見しました。安全第一(笑)
雲に隠されていない所を探しては、その辺りをボーッと眺める、これだけでも楽しめました。
22時頃、「ひと雨来そう」とお声がかかり、急ぎなかたんやチェアを片付けました。
去年の豪雨が脳裏を掠めましたが、今年はマイルドな雨。
その後ほどなくして上がりましたが、星空はもう見えず。
今年はテント泊ではなく車中泊の予定でしたが、車内に熱気がこもり、扇風機を持っていかなかったら大変でした。
それでも蒸し暑さに我慢できず、結局タープテントの方に移動して休みました。
夜中、幾度となく目が覚めたものの周りは静かで「ああ、きっと星が出てないんだな…」と思い、外に出ませんでした。明け方近く目覚めると急に寒くなっていました。
翌5:00すぎ、いつも通りに起床。
朝は幻想的な感じがします。
日が昇るまでの一瞬の涼しさ。
日が差すと一気に汗が出てきました。
いただいた美味しい手作りパンで、ホットサンドを作りました。
ただ、缶詰の肉を挟んでトーストしただけですが、パンのしっとりとした甘味のおかげで、とても美味しいホットサンドが爆誕。
太陽望遠鏡をお持ちの方がいらしたので、そちらを覗かせてもらいました。
機種ごとの良さを体験させてもらえた事、運用にあたってのオーナー様のお考え、コンセプトをうかがえた事、とても勉強になりました。「天体鑑賞」という言葉がとても素敵だと思いました。
(観測でもない、観察でもない、星見からは一歩踏み込んだ星の愛で方として、この言葉は「なるほど」と思いました。)
最後に、美味しい差し入れ、お土産、皆様ありがとうございました!
かっこいい日食ステッカーは、やはり惜しくて貼ることが出来ていません(笑)
自作パーツをMAKSY君にいただいたりして、大感謝です。
三脚までいただいちった。
しっかり活用させていただきます😊
私も山梨のお土産を持っていけて良かったです。
帰路はR152で。途中間違えて駒ヶ根長谷線の方に曲がってしまいました。「分杭峠シャトルバス発着所」の看板にびっくりして49号線の方に入ってしまった…
「R152」の看板が欲しかった…)
とはいえ急ぐ旅でもないので山道を楽しみつつ帰りました。前回、運転手でもないのに山道にビビりまくっていたのが嘘のように、楽しかったです。
(いや、でもこのドキドキ感は、イベントが終わったあとだから楽しめるんですよね…)
帰宅後はキャンプ用品のお手入れは相方氏にお任せで、私は専らゴミの分別、ペットボトルの片付け(家族3人で16本、ずいぶん水分とりまくりだったなぁとびっくり。)、そしてお洗濯。
今回の反省点を次回に生かしつつ、少しずつ洗練されたキャンプと星見に出来たら良いなと思いました。
そしていつか「趣味は天体鑑賞です」と言える達人になりたいです。
お世話になった皆様、ありがとうございました。
体力作りをし、研鑽を積み、来年度も元気に参加できるようにしたいです。
長ーい日記になりました。お読みくださり感謝です。