組立体操。 | tts_styleのブログ「心にうつりゆくよしなしごとをそこはかとなく…」

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クスっという笑いがおこったときは、僕からの少しばかりのプレゼントです。

先日、コンビニで目が釘付けになりました。





のりピーのグラビア袋とじ。

なぜ袋とじなのか。

見たくても見れなかった。




こんばんは。tts_styleです。



運動会シーズンですね。

最近では5月とかにしちゃうところもあるんだってね~


何年かぶりに運動会見てきました。



チビッ子たちが頑張る姿というのは良いもんですね。

チビッ子に限った話ではないか(笑)



そんな運動会にまつわる話。



ちまたでガヤガヤ言われている組立体操について。





PTAの会長がマイクで喋られているときに、こう言いました。



「年度始めに学校側から“組立体操をしたい”という申し出があり、PTAとして“よろしくお願いします”と返答させていただきました。」


この学校では高学年(5・6年生)が演じます。



素晴らしい。

素晴らしいです、両者とも。



今、色々な保護者がいたり、児童がかかえる問題があったりで、何かあればすぐに叩かれてしまうというような、教員の立場が著しく弱くなってきていると言われるこのご時世、「組立体操」についても「取り止め」とする学校も増えてると聞きます。

色んな事故が起きてるからね。




そういう、いわゆる逆風のなかで「やる」と決断した学校の先生方。

それを受け入れたPTA。



僕は素晴らしいと思います。




問題のピラミッド。

そりゃ10段もあげればリスクも高くなるでしょ。

当たり前。



でもさ、「やめる」ことが本当に最善ですか?

世間の目が怖いから、リスクを負うことが怖いからやめるの?


僕は違うと思うな。



学校側からすると、そりゃトラブルは回避したいか(笑)

そうだよな。




だからこそ、だからこそね、「やる」と決めたことに大きな意味があると思うんだよね。




問題の本質は「組立体操」そのものじゃない。

「過度にいきすぎたパフォーマンス」に問題があるだけ。



だからこの学校は、4月から体育の授業の一部に組立体操の訓練をいれて着々と準備をしてきたそうです。








四段だけのピラミッド。

そんなに派手さがあるわけではない。



でも、 いいと思うんです。





グラウンドを素足で走る感触。


小さな砂利がめりこんでボコボコにへっこんだ膝や手のひら。


その痛み。


口に入った砂利をペッと吐き出したこと。


パンツまで侵入してきた砂利。


後ろ回り(後転)して後頭部をグラウンドに着けたときに耳元で聞こえるガリガリという音。


自分を踏み台にして登っていった奴の泥まみれの足。


足裏から伝わる土台の奴の不安定な背中の感触。


体操服が真っ茶っちゃになったこと。





自分の肌で感じたものは、彼ら彼女らの心の片隅にず~っと残るはず。



過度にいきすぎたパフォーマンス(無理難題の高いハードル)はいらない。



そして間違ってはいけない。

親御さんを喜ばすことが目的ではなくって、この子たちの成長を発表する場。

それが第一。

そこで初めて親御さんの喜びがついてくる。




それぞれに応じたハードルでいいんです。


でも、それぞれに応じたハードルを設定するには、それだけ児童のことを見なきゃいけないし、知らなきゃいけない。

ここの校長先生は、毎日のように授業中は校内を巡回して毎回必ず各教室の中まで入って様子をみては児童たちに声をかけたりしているそうです。


素晴らしいよね。





その少しだけ高いハードルを乗り越えるという成功体験こそが、その後に大きな意味をもたらすと僕は思います。



きっとみんな、大なり小なり達成感を得たはず。

また次のハードルもきっと乗り越えられる。




ブラボーーー!!!爆笑