入院3日目、退院です。


1日ぶりのご飯を朝食べて少しすると、退院前の診察をしました。


エコーで診てもらうと、先生に「赤ちゃんの袋も、もちろんないですし、血が溜まっている様子もないですね。退院できますよ。」と言われました。


術後は体調も良く、悲しみや寂しさを感じることは無かったのですが、「赤ちゃんの袋がない」と言われたとき、ぐっと感情が込み上げました。


流産と診断されてから、なぜだか涙が出ることはあっても、悲しいのか、なんの感情かわからず涙を流していました。でも、このときは明確に悲しいと思いました。


いなくなっちゃったんだ。。。


頭では分かっている当然のことなのに、言われて初めて突きつけられた気がしました。


その後、ゆっくりしながら片付けをし、午前中に無事退院しました。


外の街中は賑やかで、入院生活とのギャップについていけず、なんだか取り残されているような気分でした。