岡山には往復8時間はかかる
丸一日だ
この2号線を走り抜け
瀬戸へ行く

由夏が環太平洋大学に所属して
色んな思いを抱きながら
通い続けた

泣きながら走ったこともある
このまま 山か谷に
どこか突っ込んでしまえばと

思って走ったこともある

それでも
この180キロの2号線が
僕をリセットして

これが僕の器で
こんなことしか出来ない
高速も乗れないけど
これでいい

これでも柔道日本一🇯🇵
世界一を掴むんだ
と走り抜けてきた。

お金
時間
効率とかコストとか関係なくて

自転車の仕事の時間ではなくて
僕の人生の時間の
大事な道だから通う

ましてや
この空間
営んでおられるご夫婦が
綺麗な人なんだ
見る目はある

僕の目は歪んでない
真っ直ぐだから
わかる

出会えるんだと
何も知らない
おふたりの名前も知らない
何を考え
何をされて生きてこられたかも
何も知らない

でも
今晩は!
こんにちは!
おはようございます!

自転車お願いします!
ありがとうございます

何も思わずお支払いして帰れる
また来れる

また来たい

今日も宜しくお願いします

透き通っだ気持ちで
挨拶して入っていける

僕には
そんな場所がなかった





僕には見せてやれない

親の背中

父親の背中

母親の懐がある

だから

輝夏も獅宗も連れてくる


僕が出来ない子育てがここにはある



セトサイクルから見える空