着れるようになり
柔道着が似合うようになってきた
監督に
直談判しに行き
お通夜に行きたい旨伝えたが
ダメだった

停学でも謹慎でも
そのあと
はみご にされて指導して貰えなくなっても
いいから
反抗して新幹線で川崎まで
来させてやる道を歩ませるか
迷った
最後まで迷ったが

柔道界から
たにぐち家が孤立する原因になり
妹達もさらに大変なことにならないよう

クラブに所属している期間は
そのルールを守る辛坊を学ばせることにした

だから
私は
最後眠っている古賀先生の前で
携帯をスピーカーにして
由夏に連絡して
由夏の
ありがとうございました
だけは聞こえるように

非難は僕が浴びるだけにしてもらいたい


由夏も泣きながら
感謝を伝えることができた