1971年の創業から、着実な歩みを続けるアーバン・エンジニアーズ様。生活インフラを支える給排水設備の工事をはじめ、建築工事や設備メンテナンスなどを幅広く手がけています。そんな老舗企業を革新する社長が、異色の経歴を持つ江本社長です。同氏は美容師として活躍した後、コンサルティングやマーケティングなどを行う企業に勤務。その経験を活かして、現在は内外装工事とコンサルティングを融合させた独立開業支援を行っています。

 

 

 

私たちの生活が快適なのは生活インフラがしっかりと存在し、機能しているからです。その生活インフラとして給排水設備、建築工事など様々なものがあります。これらを一手に引き受けるアーバン・エンジニアーズ株式会社で代表取締役社長を務める江本寛和さんは意外や意外、元美容師なんだとか。なぜその人物が社長を務めているのか気になるところです。
 

 

江本寛和さんの経歴

 

 

江本寛和さんは、1983年9月22日生まれで現在38歳です。美容師になった後はコンサルティングの会社に転職していた江本寛和さん。転機が訪れたのは2015年。アーバン・エンジニアーズ株式会社で社長を務めていた叔父に、会社の立て直しを依頼されたのです。この要請を受けて江本寛和さんはアーバン・エンジニアーズに入社し、立て直していきます。当時既に創業40年以上の会社で、いい意味でも悪い意味でもルールが決まっていた中、江本寛和さんは抜本的な改革に取り組みます。常務時代には仕事のやり方をホワイトカラー的なやり方にすると決め、ベテラン社員の反発を生みます。数か月後にベテラン社員たちはやめていき、残ったのは若手だけ。しかし、改革に柔軟な姿勢を見せた社員だけが残ったことで改革は一気に進み、社員を思いやる姿勢を強めたことで、一体感のある会社へ成長を遂げ、社長の座を譲り受けます。
 

社員の働きやすさ重視

 

江本寛和さんは社員が働きやすい環境づくりに力を入れます。大手企業ではありがちな、資格試験の試験代金負担を始め、社用車の貸与や駐車場の借り上げを行っているほか、年俸を自己申告制とし、会社と話し合う仕組みに変えています。そして、売り上げに直結しない仕事も少しでも給与に反映させる仕組みを作り上げるなど、モチベーションを高める試みを行っています。
 

 

給与水準を高めるために

 

生活インフラを支える給排水設備のメンテナンスなどは、今後もなくなることはないでしょう。しかし、作業をする側が高齢化し、同業他社の中には経営をやめる業者も出てきています。その状況でも結果を出せる取り組みをしていかなければならないと江本寛和さんは考えます。そして、新規事業にも取り組み、色々な業種を行いながら、給与水準を上げることを目標にする江本寛和さん。役職がつく人は年収1000万円以上、そんな夢のある話をぶち上げています。