「何をやるか」よりも「誰とやるか」を重視する姿勢は、仲間の大切さを日々実感し、感謝している山崎社長そのもの。2012年創業から、現在従業員数1000名を越え、急成長を支えるのは、多彩な事業だけではなく、社員一人一人の活躍。文字通り「人財」に自ら向き合う姿勢こそ、山﨑社長の原点。今後の展開から目が離せない!
DX、デジタルトランスフォーメーションなどが叫ばれる時代、ITをいかに活用し、人間社会をより便利なものにするか、そのアイデアが問われ続けています。そんな中でベストベンチャー100に選ばれるなどITベンチャーとして飛ぶ鳥を落とす勢いなのが株式会社Wizです。その株式会社Wizで代表取締役社長を務めているのが山崎俊さんです。
山崎俊さんの経歴
山崎俊さんは1982年3月31日生まれで、現在39歳です。早稲田大学に通っていた山崎俊さんは光通信でアルバイトを行います。アポ取りのアルバイトでしたが、才能があったのか、多くのアポ取りを行ったことで、すぐに上司から評価されるようになり、大学在学中でありながら既に500名の部下がいるような状態に。留年しながらもなんとか大学を卒業するとそのまま光通信へ。当然どんどん成長を続け、さらに多くの部下を抱えるまでに至ります。先輩や上司などに色々と教わり、感謝することが多かった山崎俊さんは、今度は自分が還元する側に回ろうと起業を決断。2012年に起業すると、現在では1000人を超える社員に支えられています。
社員採用で大事にしていること
山崎俊さんは社員採用で大事にしていることとして2つのポイントを挙げています。1つはファン力、もう1つは陽のオーラ。ファン力は、いわば採用担当者が面接相手のことを好きになれるかどうかにかかっており、好きになってもらうのは努力によってなんとかなると山崎俊さんは解説します。また陽のオーラは文字通り明るいかどうかをチェックしており、見た目に活発で明るい人であれば社員として採用される可能性があるというわけです。何をやるかよりも誰とやるかを重視する山崎俊さんにとって、こうした採用1つとっても、色々と考えていることがわかります。
経営者不足への対応ができるか
年々実績を上げている山崎俊さん、会社の業績は2013年から2019年にかけて8倍以上に達し、新卒採用者は2021年度だけで290名と大きな進化を遂げています。そんな山崎俊さんが今最も気にするのが経営者の高齢化問題。70歳ぐらいで社長は引退するとされる一方で、後継者がいなくていずれ経営者不足になる可能性が想定されます。これを踏まえたコンサル業務で経営者不足の改善に努めようとしています。