なにを隠そう、この『社長チップス』の生みの親でもある西川社長! 『社長チップス』だけではなく、おやつを使ったさまざまな面白い事業展開を行っています。「自分たちにしかできない発想で人々を喜ばせ、新しい価値をつくっていきたい」と意気込む西川社長は、おやつで世界を変えるべく、今日もクリエイティブな発想を原動力に人々に“喜び”や“感動”を提供し続けています!

 

 

 

古くは仮面ライダーチップス、最近ではプロ野球チップスとポテトチップスにカードがついている商品をよく見かけます。それに目を付け、企業の社長をカードにした「社長チップス」があることを皆さんはご存じですか?この社長チップスを生み出したのが株式会社ESSPRIDEです。そこで代表取締役CEOを務めるのが西川世一さんです。
 

 

西川世一さんの経歴

 

 

西川世一さんは1978年8月23日生まれで、現在43歳です。中京大中京高校の野球部に在籍していたという西川世一さんは、父親が段ボールなどの商品を製造販売する自営業で、ある日、価格競争に負けてライバルに仕事を奪われる光景を見たことから、付加価値をつけてサービスを展開しなければいけないことに気づかされます。そこで西川世一さんは高校を卒業後、デザイン学校に入ってデザインを学び、印刷会社に勤務後、実家の会社に入社します。しかし、状況は芳しくなく、限界を感じた時、仕事の依頼を受けてお菓子に関する仕事をした際、お菓子を使ったサービスに可能性を感じ、26歳の時に会社を立ち上げました。実家は次男が継いでグループ会社の傘下に、三男も西川世一さんの会社に入ってからグループ会社を立ち上げるなど、三兄弟でグループを引っ張っている形です。
 

なぜ社長チップスは生まれたのか

 

西川世一さんはなぜ社長チップスを思いついたのか、それは父親の姿を見ていたから。どれだけ一生懸命働いても取材には来てくれない、知ってもらう機会もない、ゆえに父親と同じ仕事を目指す若者もいない、それならばポテトチップスにすれば、みんなに知ってもらえるのではないかと考えたのが最初だったそうです。社長チップスになったのは全部で400人以上、いわゆるPRのツールとして機能しているほか、就活生に配るなど色々な使われ方をしているそうです。
 

 

地域貢献を目指して

 

こうした社長チップスの成功を受け、西川世一さんは社長チップスを活用して地域経済に貢献したいという展望を抱きます。日本には多くの中小企業とそこで働く経営者や社員がおり、その人たちのスポットライトが当たれば、見方は大きく変わるのではないかと考えています。お菓子で未来を切り開いた西川世一さん、今後はお菓子で地域貢献を目指していくというのが非常に面白い部分です。