建設会社を経営していた父に幼い頃から憧れ、経営者を目指すようになりました。そして、家業である建設会社を継ぐため、専門学校卒業後に就職した建設会社で現場監督に従事しました。そこでの多くの人との出会いをきっかけに、大手建設系アウトソーシング会社に転職。

 

 

 

 

 

人材不足に悩まされ、慢性的な状況が続いている建設業界。特にエンジニア部門はいつも人材不足になっており、企業は大変です。そんな中、建設エンジニアの派遣を中心に手掛け、東証一部上場を果たした企業があります。それが株式会社コプロ・ホールディングスです。代表取締役社長を務めるのが清川甲介さんです。
 

 

清川甲介さんの経歴

 

 

清川甲介さんは1977年10月16日生まれで、現在44歳です。父親が建設会社を営んでいた関係で、自らもその道に進み、父と同じ経営者になりたいと決意、名古屋工業専門学校を卒業すると、別の建設会社に就職して現場監督として汗を流します。そこで建設業界の人手不足など、様々な状況に直面し、様々な人物と出会ったことで現場監督から、建設関係のアウトソーシング会社へ転職を果たします。現場監督から一転営業マンとなった清川甲介さんでしたが、営業マンとしての才覚があったからか、しっかりと結果を残し、営業所の出店、立て直しを命じられ、次々と期待に応えていきます。結果的にわずか25歳で代表取締役社長に抜擢された一方、雇われ社長の宿命でやりたいことがやりきれないジレンマを感じます。そして2006年独立、今の会社を立ち上げます。
 

自信と謙虚を持ち合わせる

 

雇われ社長だった時代、年商を50億から200億にするなど、社長としての才能を20代ですでに見せていた清川甲介さん。普通であれば、天狗になってもおかしくないところですが、表向きは強気の姿勢を見せていた一方、その内面は常に不安な気持ちを抱えていただのだとか。常に自問自答を繰り返して、このままでいいかどうかを確かめながら着実に前を向いていくことができたと言います。若い時こそ勢いのまま、イケイケで立ち向かっていくのが普通に思えますが、清川甲介さんはそんなことをしませんでした。ゆえに東証一部上場まで押し上げることができたのかもしれません。
 

 

当初上場の意味は感じていなかった

 

2019年に上場した清川甲介さんですが、2006年に独立した際にはわざわざ上場する意味を感じなかったのだとか。上場することで資金調達ができますが、その必要があまりなかったことも背景にあったようです。上場後もスピード感が鈍るなど、マイナス面を感じているようですが、透明性のある過程を踏まえて会社経営を行っていくという、より高度な経営スタイルの確立に奔走する日々を過ごしているようです。