株式会社アドジックスは飲食直営のチェーン事業やホテルの飲食事業、清掃事業の業務委託などを行っている会社です。特に飲食チェーン事業のたこ焼き店『元祖どないや』では、全国で本物の味を提供することができるように様々な工夫をしファンを獲得しています。2007年に設立し、今では年間売上10億円以上という急成長をしている株式会社アドジックスについてご紹介します。
毎年夢を抱えて多くの人たちが自分たちの会社を立ち上げて、夢を追いかける姿が見られます。しかし、早々に夢に破れ、多くの借金を作ってしまう人も少なくありません。
10年間会社を存続させるだけでもだいたい60%と、なかなかにハードルは高めです。10年以上会社を存続させられた経営者は一人前の経営者と名乗るだけの価値がありそうです。そんな中、たこ焼きチェーンである元祖どないやを始め、高速道路のサービスエリアにおける店舗の監修からホテルの飲食、清掃業務を引き受け、年商10億円以上を売り上げているのが株式会社アドジックスです。
この株式会社アドジックスを立ち上げたのが藤末雅彦さん。2007年に設立され、10年以上が経過しており、立派な経営者の1人です。
元祖どないやの藤末雅彦さんはこんな人物だ!
藤末雅彦さんについてネット上の情報をまとめていくと、藤末雅彦は1976年11月1日に大阪府箕面市で生まれています。
1976年11月に生まれた人物で有名なのが2ちゃんねるを立ち上げたことでおなじみのひろゆきさん。
歯に衣着せぬ言い方や相手を無慈悲に論破していく様子が最近になって若い人に人気を集めています。さて、藤末雅彦さんに話を戻すと、藤末雅彦さんが31歳の時に株式会社アドジックスを立ち上げており、この時から元祖どないやの経営をスタートさせます。
なぜたこ焼き屋だったのか、このあたりの情報はネット上にも出ていませんでした。
決して目立とうとはせず、裏方に徹している藤末雅彦さんですが、会社の経営ビジョンとして、「共に歩む心!!」を掲げています。クライアント様と一緒に成長していくのがアドジックスだという強い考えを持っているようです。
株式会社アドジックスが手掛ける事業とは
株式会社アドジックスは年商10億円以上の会社ですが、その株式会社アドジックスにおいて主力事業と言えるのが元祖どないやの運営です。
大阪アメリカ村など激戦区でも名前が知られている元祖どないやは2022年で設立15周年を迎えます。
設立10周年ではサンリオピューロランドの無料招待を5000組10000名に行うなど、盛大にキャンペーンが展開されています。2022年の設立15周年ではどんなことを行うのか、期待が集まります。元祖どないやはフランチャイズ展開がなされており、その関係で全国的に店舗展開がなされ、2021年にも山梨県などに新規出店するなど、規模の拡大が続いています。
フランチャイズに入れば、味のノウハウなど様々な点で全面バックアップを行い、指導なども徹底します。たこ焼き屋はよほどまずいという評判が立たなければ安定的に稼ぐことができる商売であり、あえて夜だけにすることで人件費などをカットし、収益を生み出すこともできます。
「元祖どないや」が人気なのは、多くのアーティストとタイアップしていることも要因です。氣志團万博を始め、有名アーティストのイベントに出店し、来場者にたこ焼きを振舞っていました。芸能人にもファンが多く、元祖どないやは株式会社アドジックスを支える屋台骨といっても過言ではありません。
もちろん元祖どないやだけが株式会社アドジックスを支える屋台骨ではありません。
アパホテルを中心にホテルの飲食事業や清掃事業も手掛けているのです。飲食事業では、朝食ビュッフェなどを手掛け、清掃事業では全フロアの清掃を行っています。知らず知らずのうちに株式会社アドジックスのサービスを間接的に利用していたことがある人も多いかもしれません。
元祖どないやの人気を支えるこだわり
株式会社アドジックスを支え、創業者である藤末雅彦さんの思い通りに成長が続いている「元祖どないや」ですが、大阪で誕生したたこ焼き屋という自負をしっかりと持っていることがうかがえます。
どこからそれがうかがえるかですが、それはたこ焼きに対する愛情です。大阪で大成功を収めるたこ焼き屋にはいくつかの共通点があります。
その中の1つが外がふわっと、中がトロッの焼き方です。関西人たちが関東で食べるたこ焼きに大きな不満を持つのは、これでもか!と言わんばかりにたこ焼きの外側を焼き上げる点です。誰がこんなものを食うのか!と言わんばかりにグチをこぼす関西人にとって、元祖どないやのたこ焼きは救世主のようなものかもしれません。
元祖どないやはタイアップが印象的ではありますが、やはり、たこ焼きの味、こだわりで勝負しているから人気が出ている部分がありそうです。元祖どないやでは焼き方はもちろんのこと、味にもなかなかのこだわりを持っています。
元祖どないやでは生地に数種類のダシを配合しており、それによってそのまま焼いて食べることができるようになり、ソースやマヨネーズをかけなくてもおいしく食べられるようになっているのが特徴です。
素焼き以外にも塩やダシがあり、ダシにつけて素焼き状態のたこ焼きを食べられます。なかなか通な食べ方であるとともに、お酒の肴として元祖どないやのたこ焼きを食べる人からすると、なかなかおしゃれな食べ方と言えます。
もう1つ、元祖どないやを象徴するのが、漫才を聞かせてミックス粉を作り出していることです。笑い声を聞かせることでたこ焼きを通じて笑顔を生み出せるのではないかという考えを持っているようで、大変画期的です。
なんばグランド花月で行われている漫才などを聞かせ、お客さんの笑い声も入り混じったものを使っていることもあって、それが味の良さにつながっているのかもしれません。
たこ焼きのサブスクなど、他ではやっていないことをどんどん取り込んでいくのが元祖どないや、藤末雅彦さんの面白い部分です。
株式会社アドジックスはどんな進化を遂げていくのか
株式会社アドジックスは年々進化を遂げており、徐々に全国への拡大を続けています。新型コロナウイルスに巻き込まれても決して後ろ向きにならず、この状況下でも出店をし続ける姿勢は大変立派であるとともに、藤末雅彦さんの自信がにじみ出ています。
たこ焼きのサブスクなど業界の度肝を抜く作戦を多く生み出すとともに、大阪のたこ焼きはこれだけうまいんだ!というものを打ち出し続けるのもまた素晴らしい部分と言えます。
株式会社アドジックスはどんな進化を遂げるのかは、藤末雅彦さんの匙加減といったところかもしれません。しかし、元祖どないやが着々と全国進出し、アパホテルなどでホテルの仕事を手掛けている状況を鑑みると、株式会社アドジックスの名前は今後様々な場所で聞かれることになっても不思議ではありません。
元祖どないやのたこ焼きはUberEatsなどでも食べることができ、近くに元祖どないやの店舗がある場合には是非とも利用してみてはいかがでしょうか。そして、コロナが過ぎ去ったその時、元祖どないやのイートインスペースでお酒を飲みながらたこ焼きをつまむ、そんな夢を描きたいものです。