1年半ほど前から、細菌ホラー・サスペンス漫画「細菌少女」を読んでいるのは、
前回のブログ(↓)で書いた通りですが、
 <https://ameblo.jp/ttoku1969/entry-12805669359.html>

この先の展開が気になったということもあり、大友青さんの原作小説を読んでみました。

もともとは、7話完結の短編(現在は読切版と表示)、それをリニューアルして143話にもおよぶ大作にしたのが、漫画版の原作小説となります。
漫画版の分冊版は、次の木曜日である11月16日に27話(原作でいうと50話あたり)予定であり、ほぼ全体の1/3程となります。

peep 細菌少女 読切版
<https://peep.jp/stories/htE57VAkbHnJpzNo>

peep 細菌少女 本編
<https://peep.jp/stories/AGF3tLXuDVckts0c>


原作小説は1年半ほどで書き上げたとのことですが、これを全部そのまま漫画にすると約8年程(あと5年程)かかるという見通しであり、コミカライズの難しさが改めて感じさせられました。

現在漫画公開されていた部分のあとは、ホラーからドラゴンボールのようなバトルアクションになっていくのですが、登場人物が大量に増えるとともに一派vs一派という構図ではなく、それ以外の所属の者がなだれ込んできて複雑展開になります。

「ドラゴンボール」に例えるならフリーザ編で、「るろうに剣心」の場合なら「京都編(志々雄編)」で、後のシリーズの敵が乱入して来るようなものです。作画担当の高田千種さんが、休載して充電するとブログで書かれていた理由が小説版を読んで感じ取れました。

話を理解するために、以下の画像のように登場人物の特徴や能力、誰と対戦したかなどを書き留めておきました。
※まだ漫画に登場していない箇所は伏せています。


話は複雑ですが、理解して読み進めると全体を通して読み応えがある内容でした。
(長い話にしたいきさつについては、小説版の最後で原作者がコメントを書いています。)

原作をコミカライズするにあたり、よりミステリアスにするように描写が追加されたり、あえて原作より遅れて登場させたりなどの変化があります。
人物が多くなりすぎたことと、作画担当があくまでの時間に限りがあり、またホラー的展開を重視したいとのことであり、漫画版ではこの後は登場人物をある程度カットしたうえで、ある程度オリジナル要素を含んだ内容になることが予想されます。
こちらの展開も期待しています。
26話時点で登場しているはずの味方側の2名、敵側は1名が未登場ですが、
おそらくこのままカットとなるでしょう。

※11月23日追記

16日に漫画版27話を読みました。主人公と対戦した旧友に起きた結末は原作小説と同じですが、追記があり、ホラー描写以外は温かみのある高田千種さんの絵柄もあり、ホラー展開の中でも心温まる流れでした。今後登場キャラやバトルシーンなどを削るが、一人ひとりのキャラにエピソードを原作以上に掘り下げ、大きく膨らますことが予想されます。


ちょっと漫画版の過去を見返したのですが、19話のこの画像の右下の
少年少女がカットされた味方側の2名かなと個人的に見ています。
少年の方はその名前や原作小説での言動のイメージにピッタリだし。