昨日は劇団PEOPLE PURPLEの舞台「THE OLD CLOCK」を観て来ました~

この劇団は神戸の劇団なので、知っている方は少ないと思いますが、一年に2度位

東京公演に来ます。

この劇団と言えば「ORENGE」が有名で、僕も今年の1月に初めて「ORENGE」

を観た時の衝撃は、今も忘れられない・・・

話は関西淡路大震災のレスキュー隊の話ですが・・・この演目の感想はかなり長く

なってしまいますので、ここでは割愛させて頂きます(笑)

でも、この「ORENGE」の舞台を観るチャンスが、御座いましたら絶対に観た方が

好いです!

初めは笑いの渦から一気に、奈落の底に突き落とされた位の絶望感・・・

嗚咽をこらえるのが大変な位泣きますょ~泣かない人は、まずいないと思います・・・

この公演が忘れられなく、今回の東京最終公演へ行って来ました!

演目は「THE OLD CLOCK」~お爺さんと時計 二人の秘密の物語~

この演目を観て分かると思いますが、「大きなのっぽの古時計」を題材にした

舞台です!

〔ストーリー〕

時は1874年。
舞台はロンドン郊外にあるジョージホテル。
その頃作曲家ヘンリーはたまたま立ち寄ったこのホテルで、大きな大きな古時計に出会う。
支配人の老婆に時計の事を尋ねると、老婆はゆっくりと話し始めた。


時計とお爺さん。二人の秘密の物語。


お爺さんが生まれた時にやって来て、お爺さんが亡くなった時に止まってしまった時計。
時には喧嘩し、時には手をとり笑い合った100年間。
別れの時まで、共に歩き、共に泣いたエピソード。


話を聞き終えたヘンリーは、楽譜を取り出し曲を書き始めた・・・。


第18回池袋演劇祭で大賞を受賞した作品が、多くのお声をいただき、待望の再演!

〔感想〕

戦争で心が傷ついた作曲家ヘンリーが、豪雨の為に避難したホテルで、一人の老婆

(ウィンスレット)と大きな古時計のお話・・・

お爺さんが生まれた時に、父親が記念に買って来た時計。

でもその時計にはフェアリー(妖精)が宿っており、他の椅子や箪笥やピアノなどにも、

皆フェアリーが宿っており、生まれた時からお爺さんにはフェアリーが見えていて

お爺さんとフェアリー達は友達だった・・・

そしてお爺さんは何時も時計のフェアリー(アリーシア)と一緒だった、

お爺さんは一生涯独身で、お爺さんはアリーシアのことが好きだった・・・

アリーシアもお爺さんのことが好き

でも、人間と妖精の恋は実らない・・・

しかし、お爺さんは人間なので年を取っていくのですが、アリーシアはフェアリー

なので年を取らない・・・

しかしフェアリーには一生涯一度だけ、神様に願い事が叶えて貰える!

そしてお爺さんが死んだ時、アリーシアが神様に託した願い事は・・・

お爺さんと一緒に逝くこと(一緒になれた)

そしてフェアリーがいなくなった時計は、お爺さんが逝ったと同時に動かなくなった・・・

ウィンスレット自体も、お爺さんのことが好きだったのですが、お爺さんには大事な人

がいる事を知っていた!

でも彼女にはフェアリーは見えない・・・

そして、お爺さんが逝った時に始めてフェアリーの存在が本当だと知った・・・・・・

私自身、本当に泣きました・・・滞りも無く涙があふれて来ました~

そして一度しか観劇しなかったことへの後悔・・・

毎日でも観たいと思う舞台でした~やはり舞台は演出・照明が大切!

この様な素晴らしい舞台を観てしまうと、後が大変です

ジャンヌを期待したいのですが・・・汗