私はど田舎産まれのど田舎育ちそしてど田舎に嫁に行ってしまった野生人
小さい頃は春は花をいっぱい摘んで歩いて毎日徒歩5分で着くはずの学校を毎日遅刻し、夏は川で浮かんでは魚を捕まえたり虫を捕まえたり秋は栗が食べたくて毎日栗拾いをして冬は永遠にソリ滑りをして過ごしました
実家にはまめに子供達を連れて連休を狙って帰省してはじじとばばは孫達に囲まれて幸せな時間を過ごしていただき、私はゆっくり実家を満喫しています
何をするってわけじゃないけれど一緒にいる時間をできるだけ作りその時間を大切にしたい
そんなある日実家で朝、洗濯物を干していたらすぐ近くでそれはそれは立派なカモシカさんが美味しそうに草を食べていていました
草を刈る手間が省けていいなぁ~なんて思いながら食べているところをずっと見ていたらカモシカさんがこちらをチラ見
目が合いましたが逃げるどころか気にせず草をまた食べ始めた
あまにりも人慣れしているからついに実家でカモシカまで飼いはじめたのかと思った
実家には飼ってはいないが勝手に住み着いて家賃払わないネズミ、女王様気取りの飼い猫を始め家の周りにはカモシカ、タヌキ、キツネ、キジ、ウサギ、リス、夏秋限定でヘビも出る。とりあえずなんでもいるそんな自然豊かすぎるところで自由奔放に生きてきた私は好きな香りがある
それは草を刈った後の香りが好き
あと草を燃やしたときの香りも好き
ゴミじゃないよ
草だよ
去年の夏、主人とちょっと買い物に行くので車の窓全開で走っていたら草の刈りたての良い香りがして思わず私この草の刈りたての香り好きなんだよ
って主人に話したらまさかの『俺も好き』
ユー・モ・ヤ・セ・イ・ジ・ン・カ?