彼に話すのはとても辛かった。
“子宮内膜症”=不妊と言うものが漠然と頭にありました。
色々と考え…
今なら彼に別な道を選んで貰える。
この先に待ち受けているであろう苦しさを、彼に背負わせるのは重すぎると思っていました。
女性としての使命を果たせるか分からないのに、このまま一緒にいるのは彼にとって良くない。
悲しいけど…私はこの時、彼との別れを決断していました。
病院の先生から、これからこの病気とは長い付き合いになると聞かされていたし、そうなると、一番彼に迷惑が掛かると思ったから。
しかし、彼からは”2人で生きていくって決めたよね”、”子どもが欲しいからとらみと付き合っている訳じゃない”、”一緒に乗り越えていこう”と、とても心強い言葉をもらいました。
彼はこの言葉通り、私を支えてくれました。この言葉があったから今の私はいるのだと思います。