都市伝説なのかなんなのか。
僕が見た限りの事なのだが、

昔から気になっていた事がある。 


近所にある鶏肉の精肉店の親父が

目玉が出ていて

ニワトリみたいな顔をしていた。


そして豚肉を扱う精肉店の親父も

豚みたいな顔と体型だった。

しかも夫婦揃って。


牛肉が売りの精肉店の親父は

目が離れていてなんとなく牛顔をしている。


先日行った大阪の寿司屋の板さんは

店に入った瞬間、

太刀魚みたいだなぁと思った次第である。 


大好きだった鰻屋の大将は

やっぱり細身にチョビ髭で鰻に似ていた…  





普段なら年に一度か二度くらいしか

行けない鰻屋さんへ

この9月だけで二度行く機会があった。 



6月末に明菜(仮名)が

通勤電車の中で脚を骨折して

かなりの重傷を負い

現在まで松葉杖生活を続けている。

月に一度しか行けないけど、

様子を見に行って、ご飯を作ったり、

作り置きしたり、食材買い出し行ったり、

洗濯したり、布団を干したり

最初の頃は背中を流してあげたり

近所だったらすぐに行ったりもできるけど

なかなか行ってあげれないし、心配だし、

申し訳ない気持ちでいっぱいで…  



今回は松葉杖での歩行練習も兼ねて

明菜(仮名)に付き添い

ゆっくりゆっくり歩いて

二人で鰻屋さんへ行く事にした。 



久々の外食で明菜(仮名)も喜んでくれた。 



精肉店の親父の顔の都市伝説、

寿司屋の太刀魚顔の板さんの話、

鰻屋の親父の顔の都市伝説、

嘘のような本当の話をしたら

明菜(仮名)はたくさん笑っていたし、

早くこの怪我が良くなりますように…

何より明菜(仮名)の笑顔が見れて

本当に良かった。



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まずは鰻の白焼きと肝焼きで一杯 



鰻「双葉」で 



真鯛の薄造り 



日本酒「雪漫々」で真鯛を流し込む 




箸休めに鰻の骨せんべい 



〆はあえて「鰻重」ではなく

酒飲みには量的にも、「鰻丼」で充分。  



鰻を食べて

怪我も病気も吹き飛ばせぃ〜!