ちっぽけな会社を設立して約20年。
この度、解散する事にした。
早い話が会社を自らたたむ事にした。
元々、小さな小さな会社。
売り上げを維持して行くには
従業員の人数が直接売り上げに
比例する仕事なので、
以前は従業員も増やして
がむしゃらにやって来たけど、
今や人数も減り、売上も落ち込み
経費ばかりがかさみ、税金ばかり払って、
実働、経理、営業、クレーム処理…
全て自分一人でやって行くので
ほとほと疲れてしまった。
そして決め手になったのが、
自分が昨年患った、肺がんである。
これはやっぱり大きかった。
昨年の手術から４カ月に及ぶ休職で
全く気力を失ってしまった…
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ちゃんとした話ができる人には
色々と話は聞いてもらっていた。
僕…
「断捨離(だんじゃり)を始めようと思ってる」
明菜(仮名)…
「ん？だんじゃり？断捨離(だんしゃり)ね。」
僕…
「あ、そうそう断捨離(だんしゃり)ね 恥…」
そんなこんなで
終わりの始まりという訳だ。
4月から少し身軽にはなるが、
個人で、一匹狼でやって行く事になる。
もちろん稼ぎも減るし
来年は息子も大学受験だし。
なんとか乗り切らないと。
ちゃんとした話ができる人には
色々と話は聞いてもらっている。
僕…
「これまで以上に質素険悪にして行かないと…」
明菜(仮名)…
「ん？険悪？ 質素倹約ね、倹約。」
僕…
「あ、そうそう質素倹約ね。 恥！」
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早速、質素倹約なメニュー。
ぶりの照り焼き
菜の花のお浸し
卵豆腐
筍ご飯
青さの味噌汁