今年の8月

肺癌とわかって以来

久々の遠出をした。

姉の旦那様の三回忌が

執り行われるお寺まで

自宅から電車を乗り継ぎ

約1時間半の遠出。 

少しの息切れ。。。  


姉の旦那様は一昨年

肺がんで亡くなった。

扁平上皮癌。

享年67歳。

病院で告知された時には

もう手の施しようがなく、

発覚後わすが1年で旅立ってしまった。


義兄は病院へ行く前から

とにかく咳が酷くて

肩が痛いと言っていた。

僕も会う度に

「早く病院へ行った方がいい、

そりゃきっと肺がんだよ!」

って、その時は

冗談まじりで言っていた事が

本当に起きてしまった。


ヘビースモーカーで

チェーンスモーカーな

大酒飲みの

舘ひろしにそっくりな

医者嫌いな義兄…  


若い時から僕の事を

本当の弟のように可愛がってくれた。

だから僕も本当の兄以上に

義兄を慕っていた。 


兄姉、そして

たくさんいる従兄弟達の中で

一番年上だったのが亡くなった義兄。

そして一番年下が54歳の僕。

一番年下の僕が

まさか同じ肺がんになるなんてね… 

三回忌法要が終わり

姉が住む実家に立ち寄り

そんな話を姉としていた。 


義兄と姉の子供達、孫達、

昨日はたくさん集まって

賑やかな三回忌だった。

甥っ子、姪っ子、その子供達

皆んなこんなに大きくなって… 

僕も義兄と同じように

自分の孫の顔なんて

いつか見れる日が来るのであろうか… 


外も暗くなり

帰りは近くの駅まで

姉に車で送ってもらった。


なんかさ、今日義兄に

「お前はもう色々やって来たんだから

   もういいからこっちへ来い!」って

言われてるような気がする。

僕は姉にそうこぼしてしまった。

「そんな事ない、そんな事ないよ…」って

僕が高校の時から、母親代わりだった姉。

別れ際に姉と握手をした時、

僕は溢れ出そうな涙を必死に堪えた。


お姉ちゃんの手は

やっぱりあったかかった。 



この絵に

はたして僕は当てはまるのだろうか…?? 



帰り道、寒くて寒くて

帰ってからすぐに作って

息子と一緒に食べた味噌ラーメン。