歳を取ると
涙腺が弱くなるという。
50を過ぎたあたりから
それは何となく
感じてはいた。
元々、涙もろい所はあるが
特に自分が癌になってからは
すぐ泣く。
リハビリ散歩中も
いつも泣きそうになるし、
皆さんのブログを読んだだけで
すぐ泣いてしまう。
息子の顔を思い浮かべるだけで
泣いてしまったり…
後で息子に聞いた話だが、
先日、友人が見舞いに来てくれて
帰りに大通りまで見送った後、
僕は外でいきなり号泣したらしい。
その後、家に帰ってからも
ずっと泣いていたみたいだ。
お酒も入っていたので、
自分自身なんとなくしか
覚えていないが、
それは完全に
「泣き上戸」ってやつだ。
今までやって来た事や
今まで普通にできた事が
肉体的にも
精神的にも
ついて行けてない。
健康で元気な友人なんかを見たから
尚更そう感じてしまったのだろうか。
自分でもよくわからない。
「なんでこんなになっちまったんだろう… 」
弱音は吐きたくないし
誰にも言えないし
我慢して我慢して
ついにそれが
涙となって
一気に ドバーッと
流れ出してしまったのだろうか…
自分じゃ
前向きに、前向きに
と思って
面白い冗談言ったり
あまり考えないように
色々やってるつもりだけど
いやいや、
やっぱり
この癌っていう病気は
そういう意味じゃ
本当、恐ろしいくらいに
肉体的にも
精神的にも
人の弱い所に
つけ込んできやがる。
今日も化けガラスに
たくさん会いました。
少し赤くなって来たかな…
「泣き上戸」の完全なビールのつまみ。
マカロニサラダと野菜炒め。
また泣くのか?(笑)