今日もリハビリを兼ねて
いつものコースを歩いた。

主治医が出してくれた漢方薬と薬

「柴苓湯」と「トラセミド」 

これが効いてくれたのか

素人の僕じゃわからないが、

胸水による圧迫感のある息苦しさが

少し和らいで来たような気がする。


術後、創部あたりの痛みが引いたと思ったら

肋間神経痛が始まり、

それに加えて胸水が徐々に溜まって

だんだん息苦しさが酷くなった。 


そんな中、

退院から2週間後の診察を待ちきれず

痛みと息苦しさがあったので

急遽病院へ連絡して診察してもらった時

若きエースの外科医からは

痛み止めしかもらえなかった。

それでも改善されず

予定通りの退院2週間後の診察で

主治医のベテラン外科部長から

今回の薬を頂いた。

レントゲンの画像を見て

胸水の溜まり方を見ての判断だったのか。

さすがベテラン。

こういう時は、経験が物を言うのであろう。

服用して3日目位に効果が出て来た。


肋間神経痛はまだ痛いけど… 


今は左胸の下あたりから脇にかけて

この痛みはさほど変わらず

歩いている時も

妙に肩を張るというのか

ロボットが歩いているような

オードリーの春日みたいな

不自然な歩き方になるし、

左腕もあまり振れないので

左手はポケットの中に突っ込んで歩いている。


それでも少し呼吸が楽になったから、

緩やかな坂を頑張って少し早めに

登ってみたが… 

やっぱり息が上がってしまう。 

それでも徐々に歩くスピードを上げて

少し負荷を掛けるようにしている。

一日一日、一歩一歩、慣らして行くしかない。 


いつものコースを歩くと森林の公園があって

そこに軽トラでコーヒーや、ちょっとした物を

移動販売をしているお洒落なお姉さんがいる。 

そのコーヒーを飲みながら

ベンチに座り、呼吸を整えて

頭を空っぽにし、

行き交う人々を眺めながら

ボーっとする。


とにかく学校を出てから今まで

ずーっと働き詰めの、35年間。

仕事もせず、こんなにゆっくり過ごすなんて

まずありえなかった。


肺癌になってから

身内や友人からもよく言われる言葉。


「少し休みなさいって事だよ」って。


そうなのかな… 

と自分ではよくわからないが

そういう事なんだなと、

今はその言葉を素直に受け入れるようにしよう。








こんなところを歩いて

帰りは晩ご飯の買い物へ



今日はミネストローネを作る予定ナイフとフォーク


11月に入り、

秋の気配から

すっかり秋になりましたねもみじ