10月4日 ついに手術の日が来た。

緊張してないつもりだったけど、
夜中の3時半位まで寝れなかった
という事は、

精神的にはバッキバキだったのであろう… 


手術開始はAM9:00〜 約4時間30分の予定。

果たして無事に手術ができるのか… 

開けてみたら胸膜播種で手術中止となるのか… 


AM8:55  

手術服に着替え、看護師と徒歩で手術室へ。

テレビでよく見る手術室そのままだ。

AM9:00 

手術室へ入り3人の女性に囲まれ、手術台へ。

言われるがまま、なすがまま。

緊張はすでにしてない。諦めの境地。


仰向けになり、

心電図、血圧計、指先に酸素クリップ。

まずは腕に点滴。全く痛みナシ。

それから

僕は左肺なので、身体の左側を上にし、

膝を抱えるように「エビ」状態になり

今度は背中に硬膜外麻酔。全く痛みナシ。 

そしていよいよ

全身麻酔…………


初めての経験。

意識が無くなって行くってこんな感じなんだ…

と思っていたら目の前の画面が周りから

すーっと小さくなって消えて行く感じだった、

と思う。 


チューリップ黄チューリップ赤チューリップ紫チューリップピンクチューリップオレンジチューリップ黄チューリップ赤チューリップ紫チューリップピンクチューリップオレンジチューリップ黄チューリップ赤チューリップ紫チューリップピンクチューリップオレンジチューリップ黄チューリップ赤チューリップ紫チューリップピンクチューリップオレンジチューリップ黄チューリップ赤チューリップ紫


あっという間だった。


手術が無事に終わった事を

ストレッチャー上で知らされた時は

手術室の時計はPM13:45 

自分で確認できた。

意識ははっきりしている。

予定通り手術できたのだろうと勝手に

想像していた。

すぐに集中治療室へ運ばれ、

スタッフ達が慌ただしくしていた。 

執刀医だか誰だったか忘れたが、

無事に手術はできましたよ、って

僕に言ってくれた。

ギリギリラインで手術できたって言ってたから

たぶん執刀医の先生だったのだろう。



ひとまず、「あぁ良かったなぁ…」 


今は

手術ができた事だけでも

僕はまだ幸せなんだと思わなきゃなって

素直に思えたし、これからの第一歩なのだろう。



あっ、そういえば手術を経験された方って

手術中は夢とか見ましたか? 


夢なのかわからないけれど、

僕の場合は何故か

アントニオ猪木がずっと現れていました。

三遊亭円楽ではなくて、猪木でした。

もしかして闘魂注入してくれたのかな…