2010 02 14(日)

絢爛豪華な中国風寺院「聖天宮」の本殿を参詣します。

道教の寺院とはいえ、日本の木造寺院と違って総石材造りの華麗な建築様式です。

屋根の瓦から彫刻を施した石柱など、この聖天宮に使用されている資材は全て台湾から運んで建てたと言います。

本殿の屋根も又、にぎやかな彫刻群で飾られ、中央には七重塔、その最上部に宝珠が載せられています。

軒先の中央には金色の「聖天宮」の彫刻額が燦然と輝いていました。

屋根には皇后のシンボル「鳳凰」なども羽ばたいて・・・。
 
こちらは皇帝の権力の象徴「五本爪龍」。中国最後の清王朝までは五本爪龍と九頭龍は皇帝専用、一般に使う事は御法度でした、犯した場合は死罪なのです!!
日光東照宮の有名な「鳴き龍」もあえて3本爪にして、徳川幕府が中国の制度に配慮したそうです。

聖天宮の素晴らしい本殿の手前に巨大な彫刻石版!!

皇帝の権力を表現した「九頭龍」の迫力満点の力作彫刻です。

本殿の前には大きな香炉が置かれています。「玉皇高上帝」(通称は天公)を参拝するときに線香を焚く「天公炉」。
 
聖天宮本殿を支える4本の石柱も全て彫刻されています。
この石柱は「龍鳳柱」。上部に皇帝の龍、下部には皇后の鳳凰、随所に雲に乗った神仙や大輪の花などが彫り込まれた台湾の観音山から産出した5mの観音石の一本柱。

本殿内陣を恭しく拝見しました。


本殿の正面には豪華な金龍を背景にした道教の最高位神「三清道祖」の尊像。

左から万物の魂魄を司る「霊寶天尊」。中央は万物の成り立ちを司る「元始天尊」。右の灰色髭は万物を導く道を司る「道徳天尊」。

仏教の寺の脇待仏のような尊像も中国らしく金ピカです。(日本の仏像なども最初は同じ様に金色に輝いていました。)
 
赤や青などの顔色をした像は風神雷神の原型でしょうか?
見ていると邪気を祓う迫真の容姿に凄みを感じます。

聖天宮本殿の「陰陽天井」は精緻を極めた見事な造作で眼が点に・・・。

中心部の太極に向かって渦を巻くような螺旋デザインの工芸品。
楠木彫刻細工を釘を使わずに幾重にも重ねて組み込まれた摩訶不思議な陰陽天井

午後2時過ぎに本殿脇の行事場と呼ばれる部屋で大法師様出席のもとに春節儀式が行われました。
 
この方が大法師様、この偉大なる聖天宮の建築主である「康 国典」師。

現在の年齢は85歳とか・・・若くして台湾と中国との貿易で巨万の富を築いた後、不幸にして40歳半ばで医師に見放される不治の難病に罹りましたが、道教(仏教・儒教・道教が中国三大宗教。道教は老荘思想を元として、人間としてのを重視する教義。)の「三清道祖」に祈念して一命を取り留め元気になったそうです。

その縁で全ての人々が御利益にあやかれる様にと道教廟宮の建築を決意しました。 
廟宮の建設場所で悩んでいた時、場所は台湾や中国ではなく、「日本国埼玉県坂戸市の塚越地区に廟宮建て、名を聖天宮とすべし」とのお告げがあり、この地に建てることを決定をしたのです。(不思議な事に、坂戸市は中国にある道教の本山と同じ緯度との事。)

道教の発祥の地とも本山とも言われ、坂戸市とほぼ同緯度にある中国五岳の一つで、皇帝が帝位に着いた事を天に奏上する「封禅の儀」を行った泰山山頂に建つ道教寺院「碧霞祠」を以前に訪ねた時の画像です。
 
手前が碧霞祠。 左後方はホテル「神憩賓館」。
泰山の山頂で迎えた御来光の素晴らしかったこと・・・。

同じく、道教発祥の地で三本山の一つとも言われ、中国山東半島に岩峰で聳える労山(労は山偏に労と書きます)の麓にある道教寺院「太清宮」も坂戸市とほぼ同緯度です。
 
太清宮は8年前の夕方に天門から参詣。 小高い所に見える建物は奥宮

とにかく、素晴らしい御告げだったのですね、昭和56年当時は雑木林だった地に台湾から資材と一流の宮大工を呼び寄せ、苦節15年の歳月をかけて平成7年に聖天宮が開廟したのです。

ご高齢の康 国典大法師による春節祈祷をご覧下さい。(高齢で読経の声は小さく・・・。)

聖天宮 春節 康 国典大法師 1 CIMG6735・37・38 unit .wmv


康 国典大法師が心を込めて祈念した有難い「三清道祖」。

手前のガラスケースも「三清道祖」像。

春節を寿ぐ道教の式典動画をご覧下さい。

聖天宮 春節 康 国典大法師 2.CIMG6776 短 ムービー.wmv


あまり広くない行事場に線香の煙が立ち込めて眼がシバシバに・・・。
 
康 国典大法師様の財力と健康にあやかろうと筆者もご一緒にパチリ!!
握手しての印象は師の手が柔らかだった事、金持ちは皆さん手が柔らかですね。

本殿の行事場での春節儀式が無事終了後、参加した皆さんは神様に捧げる紙幣を炊き上げに社殿の外に移動しました.。

金箔を貼った大きな紙が神様に捧げる紙幣「神紙」、「寿金」(シュウギム・じゅきん)とも呼ばれています。(撮影協力者に感謝!)

カラフルな龍が沢山付いた屋根が特徴の神の紙幣「寿金」を燃やす「寿金亭」。


寿金亭での動画をお楽しみ下さい。

聖天宮 春節 寿金亭 CIMG6756・57 unit ムービー.wmv


聖天宮の中国風お守り「神符」(シンフウ)。 中国漢字と日本文字の比較が楽しめます。

下に隠れている「収疾」は日本の「病気平癒」という意味の護符です。
坂戸市の聖天宮を訪ねた時には霊験新たかな道教の御守り(神符)を是非お求め下さい・・・。

日本国内には珍しい本格的な中国寺院“聖天宮”を読者の皆様に特にお薦めいたします。

2010 02 26(金)記。  前橋市  最高気温16℃  春近し。

おまけコーナー。


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