2010 02 14(日)
2年前、「永源寺おいらん道中」上巻。 下巻。埼玉県坂戸市を訪ねたとき、坂戸市の観光パンフレットに紹介され、常々見学に行ってみたいと思っていた異国は中国の寺院。
前日の13日の電話でお聞きしたところ、2月14日が中国の旧正月の春節にあたり、道教の大法師様が来て春節の儀式を行うとの事。
その14日(日)に前橋から関越高速を飛ばして埼玉県の坂戸市塚越へ・・・。
坂戸市郊外の何もない畑の中に忽然と現れたのが、眼も眩む様な中国風寺院建築群!!
昨年の春、横浜で見た横浜中華街の“関帝廟”より、規模も豪華さも数段勝っているこの中国風寺院は“聖天宮”(せいてんきゅう)と呼ばれています。
煌びやかな寺院の横にある無料P場に車をパーキング(11時30分)
興味津々の心を抑えながら、早速正面から入ることにしました。(拝観券300円)
正面に建っている煌びやかな門は日本の神社の鳥居に相当する“天門”。
柱も梁も瓦も全て台湾から運んだ石材造り。 黄色の瓦屋根には10匹の龍像がカラフルな色彩を放っています。
屋根最上部の中央に据えられた宝珠からは金色の光が燦然と光り輝き・・・。
聖天宮天門には至る所に細密な彫刻がびっしりと施されています。
天門屋根の左右裏表に中国故事に由来する12場面が極彩色に飾られていました。

金色の龍など異国情緒たっぷりな聖天宮の天門に眼は釘付けです。
天門を入ると敷石が敷き詰められた広い前庭があります。
その先に豪華絢爛たる寺院建築物。 左は鼓楼。中央は前殿。右が鐘楼。
まったく、日本に居ることを忘れてしまう光景が展開されています。
坂戸市の田園地帯にこれほど素晴らしい中国寺院があるとは全く信じられません!!
まさに、ナニコレ珍百景なのです!

正午頃に参詣に来た人達もタメ息をつきながら熱心に鑑賞していました。
前殿の透かし彫りが施された石柱は「九龍柱」と云われ、台湾の観音山で産出する観音石の長さ5mの見事な石柱。
前殿の斜め前には漢字を刻んだ「聖天宮竣成記念碑」。
石碑は難解な漢字ばかりで殆ど読めません・・・。
最末尾の年月日が「歳次甲戌年立春吉日」、中華民国の年号でしょうか?
前殿中央の両脇に立つ双石柱は一つの岩をくり貫き、彫刻を施した九龍柱。
九の数の龍は中国皇帝しか用いることが許されなかった権力の象徴なのです。

最上部の大きな龍が金色の眼を輝かせ、来訪者に睨みを効かせています。
また、壁面一帯にも透かし彫りの石板彫刻が所狭しと・・・。

石柱の上部の金色彫刻も見応えがあります。
壁面の石板彫刻、中国の有名な逸話を描いたレリーフでしょうか?

前殿に設置された雄獅子。 両腕には布に貫かれた貨幣が・・・。
拝金主義の中国を象徴している金運獅子でしょうか?
獅子の口の中にある玉石に手を触れると金運が授かるそうです。
左側には子育てをしている雌獅子の石像もあります。
聖天宮の前殿を通して本殿を拝見しました。
彫刻物で囲まれた豪勢な中国風寺院の聖天宮前殿を眺めながら左にある鼓楼へ・・・。
坂戸市に中国寺院“聖天宮”を建てた人物の肖像画が鼓楼一階に飾られていました。
案内パンフには台湾国籍の康 国典と記載されています。
この坂戸市の聖天宮は康国典さんが私財をなげうち、昭和56年から14年の歳月をかけ、平成7年に完成させたとか・・・、台湾には奇特な方がいるものですね。(褒めます。)

鼓楼ですから上部には太鼓が吊るされていました。
叩くバチは無人の全自動システム。午後の3時に時刻を知らせます。
聖天宮の鼓楼から眺めた天門。周囲は畑ばかりの長閑な景色です。
極彩色の鳳凰は全て金属とガラスで丁寧に作られ、風雨に強い耐久造りになっていました。
天門の前の緑色した畑は広大なポピー畑です。
5月頃にポピー祭が開催されるそうで、その時には聖天宮もイベントに参加するそうで結構賑わうとか・・・。
鼓楼の最上部テラスを一周しながら聖天宮を拝見しました。

絢爛豪華な坂戸聖天宮に眼を奪われ、どっぷりと中国に旅した気分です。 
まさか!埼玉の片田舎・坂戸市の郊外にこれほど立派な中国寺院が建っているなんて・・・!!
日本離れした、想像を遥かに超えた驚きの景色が体験できました。
坂戸市聖天宮は読者の皆様にも絶対にお薦めできる貴重な中国寺院です。
次回は聖天宮前殿内部と本殿。
2010 02 17(水)記。 前橋市 うす 最高気温3.6℃ 今年は寒う~。
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