【第1幕】

平手「ここはとある住宅街にある喫茶店『美波風』。家族で切り盛りしている小さなお店です」

カランカラン♪

みい「いらっしゃいませ~♪」

平手「早速お客様が来ました。今日は日曜日なので、お父さんのお手伝いで高校生の美波ちゃんもお店にいます」

みい「ご注文お決まりですか?」コトン
客1「私、紅茶で」
客2「私、ソフトクリームね」

平手「やってきたのは女子高生2人組でした」

客1「なんかもう暑さやばくね?」
客2「まだ5月なのにね~汗かいちゃうね。」
客1「ねえねえ、この氷水にどれだけ指を入れていられるか競争しない?」
客2「お冷やに指入れたら汚いだろ」
客1「いいじゃん、やろうよ。暑かったしさ」
客2「仕方ないなあ」
客1「よし、じゃあ、用意ドン!…うひゃあああ!」
客2「何がしたかったんだよ(笑)」

平手「記録は2秒でした。」

みい「お待たせしました~紅茶です」
客2「あ、ポットから自分でカップに注ぐやつなんだね」
客1「ティーパックにガス●って書いてあるけど大丈夫なの?」
みい「大丈夫です。美味しいですよ」
客1「そういう問題じゃねえよ」

みい「そしてこちらがソフトクリームで…あっ!」ペチャッ

平手「温かい紅茶と一緒に持ってきたため、ソフトクリームの一部が溶けて、美波ちゃんのエプロンにこぼれてしまいました」

客2「こぼしてんじゃねえよ」

平手「そう言いながらテーブルにある紙ナプキンを取って美波ちゃんに渡してあげました」

みい「ありがと。とれた」
客2「うん、…はい(笑)」
客1「偉いね~(笑)」
客2「(褒めるんじゃね~よ)」苦笑い

平手「褒められるの苦手なタイプのようです」

客1「でもここ、普通の店なんだね」
客2「もっと不良の溜まり場みたいになってるかと思って偵察に来たのに」
みい「何でですか?」
客1「いや、店名がさ…」
客2「あれ、“ビーパップ”って読むんでしょ?」
みい「“みなみかぜ”ですっ!やっぱりこの店名どうなのよ~(泣)」