【マイキャンプ:箱根大平台キャンプサイト】

神奈川県足柄下郡箱根町大平台

 

◆スタッフおすすめ度【★★★★★】

◆交通アクセス
箱根登山鉄道「大平台」駅から1.6km/徒歩20分

箱根登山鉄道「箱根湯本」駅から桃源台行箱根登山バス

箱根登山バス「出山」バス停から700m/徒歩10分

【箱根大平台キャンプサイト】は、広大な森の奥にあるキャンプサイトで、怖いくらいの静けさとスケール感があります。大平台エリアは、箱根観光の足となる箱根登山鉄道のほぼ中間に位置していて、有名な「蛙の滝」の源流にもなっているあたりにあります。「蛙の滝」は、国道1号線沿い、大平台の手前の道路の左側にあり、バスの窓からも見えることでもよく知られていますが、この奥の方にまで足を運んだ経験のある方は少ないのではないでしょうか?

この「蛙の滝」にまつわるの言い伝えがあります。湯坂山から早川に注ぐ沢の中程に、今も滝があります。以下に紹介します。昔むかし、その滝は村の人々にとって、生活に欠かせない命の水だった。どんなに日照りが続いたときでも、岩の間からこんこんと湧き出る水は、枯れることがなく、とうとうと水音たてて流れ落ちていた。村人たちはすっかり安心しきっていた。ところがある年の夏は、いつになくひどい暑さだった。来る日も来る日も日照りが続き草木はしおれ、滝も水が細ってきた。『さあ、えらいことじゃ。水が枯れてしもうたら命にかかわる』心配した村人たちは総出で雨乞いをしてみたが効き目がない。畑の作物は枯れかけ、村には悪い病が流行って寝込む人たちが増え、村人たちはなすすべなく途方にくれていた。するとある晩、村の長老の夢枕に年老いたカエルが立って、『わしは滝にすむカエルじゃが、滝のまわりに木がないために、この暑さにまいっておる。もし、滝のまわりに木を植えてくれたら、村人たちの難儀を救ってやろう』そう言い終えると忽然と姿を消した。村の長老が驚いて灯りをつけると、枕元の畳はぐっしょり濡れてカエルの足跡が縁側に点々とついていた!長老の呼びかけで、あくる朝、村人たちは総出で滝の周りに木を植え始めた。すると植え進むうちに、一匹また一匹とカエルの鳴き声がおこり、植え終わる頃には、大合唱になった。大合唱はやがて雷鳴に変わり、たちまち大粒の雨が降りはじめた。待ちに待った雨が降ったのでした。そのおかげであくる日には畑の作物はよみがえり、病気で寝込んだ人も元気を取り戻したという事です。その滝は今でも蛙の滝(かわずのたき)として周囲の緑を潤しています。

大平台の名物といえば、箱根登山鉄道の赤い電車ですが、キャンプサイト内からは、この赤い電車を見下ろすことができます。サイトにも鉄道の音が響き渡り、大自然の奥の方にいるのに、電車の人工的な感じが、人のぬくもりのように感じられ、逆にほっとさせてくれる瞬間です。あたり一面緑の中に突然赤い電車のボディが見えるのはなんとも趣があります。

大平台の町は、このキャンプサイトから北西に数百メートル行ったところに広がっています。箱根登山鉄道の大平台駅もここにあります。どこか昭和のにおいもする素朴な街並みと、線路沿いを彩る初夏のあじさいが人気の場所です。箱根十七湯のひとつ「大平台温泉」が湧き、小規模な旅館が点在しているため、にぎやかな観光地より閑静な場所でのんびりしたいという方にはおすすめです。ついでに大平台の街を散策するのもおすすめです。もちろん、日帰り温泉も楽しめます。色々ある中でおすすめ日帰り入浴施設は「姫之湯」。大平台温泉組合が運営しているため、入浴料が安いという理由でおすすめしています。大平台駅から徒歩5分に建つ日帰り温泉施設で、広々とした浴室に大理石の浴槽があるかけ流し温泉。湯上り後もホカホカと温かさが持続するそうで、肌あたりもよく美肌効果も期待できるとのことです。

【箱根大平台キャンプサイト】は、広大な空間が特徴です。本当に静かで、まず誰もここに来ることはないでしょう。あたり一面に自由に使える空間が広がっていて、四季折々のいろいろな景色を見せてくれます。倒木やキノコや山菜も季節に応じて顔を出します。写真のフェンスのあたりに車を停車したら、奥まで少し歩きますが、高低差はないので、汗ばむこともなく、のんびりと散策しながら森の奥の方に入っていってください。楽しいですよ!そして、そこには何をしても許されるくらいにタイムスリップした空間が広がっています。ぜひ、自然を大切にしてくださる方限定でご利用ください。誰も知らないような箱根の未体験ゾーンをぜひ探索してみてください。

 

 

【ご利用料金】
デイ利用:¥2,200/お一人当たり
宿泊利用:¥3,300/お一人当たり

 

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