◆東洋医学においても月の満ち欠けを考慮している

 

 

東洋医学では自然と人は相似関係にあるとして、その2つのつながりを見出してきました。2000年前に書かれた中国最古の医学書「黄帝内経」には、「人体も月に影響される」と言う記述があります。患者の治療法については、「天と地にはその巡り方に法則がある。その天光(太陽・月・星)に合わせるべき」とあります。太陽については、1年を太陽の位置で分ける二十四節気という暦があります。冬場は「休息モード」ですが、夏場には「活動モード」になるものです。月についても同様に東洋医学治療を行う上での法則があります。地球上の海の潮が満ち引きするのは、月の引力が海水を引っ張るからですが、引力が海水だけではなく体内の水分と血液にも影響を与えているということです。海水と同じように、液体である血液も影響を受けているのです。人間の体は満月に向けて「活動モード」に入っていき、新月に向かって「休息モード」に入っていくものです。人間は満月の時には「実」に傾き、新月の時には「虚」に傾きます。「実」に傾いている時には、イライラ、月経痛、体重増加、便秘、皮膚トラブルなどが起きやすく、「虚」に傾いている時には、貧血、冷え、倦怠感、排卵痛が出やすいものです。1日の中でも、月の角度によって潮の満ち引きはありますが、それ以上に太陽のエネルギーが強いため、太陽の位置によって、バイオリズムは出来上がっています。日中の活動時間帯は「陽」のエネルギーが身体を巡っていて「活動モード」にあり、夕方ごろには「陰」のエネルギーが増すことで、だんだんと身体が「休息モード」に入っていくというメカニズムが備わっています。

 

 

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