◆焚き火は5感を刺激する

 

 

1.視覚
ゆれる炎を眺めているだけで、癒されるのは「1/f ゆらぎ」のせいです。ただ眺めているだけで、気分が変わっていくのが実感できるはずです。

2.聴覚
焚き火の音は、パチパチとはじける音やゴォーっと燃え上がる音です。一種の水蒸気爆発ですが、パチパチ音は薪の水分量や種類による空気のが入寮によっても変わります。森には、虫が鳴く声や小鳥のさえずり、風がそよぐ音もあります。これらが私たちを癒してくれます。

3.嗅覚
焚き火の臭いの元となる煙は、薪に含まれる水分が不完全燃焼を起こして生まれた未燃焼ガスです。 焚き火の際に燃えていたのは薪ではなく「可燃性ガス」、そして燃えなかったものが「煙」になります。木の枝や葉っぱが燃える焚き火の臭いは、紙きれや髪の毛を燃やした臭い、灯油やガソリンを燃やす時の臭いとは全く違うものです。とてもいい香りがします。木材を構成する、多糖類、セルロース、ヘミセルロース、リグニンなどが熱分解したものと木材に含まれていたアルデヒドやエステル類などが水蒸気とともに蒸発したものです。

4.味覚
焚き火と一緒にコーヒーやアルコールを嗜むなら、焚き火は楽しくより一層心地よいものになります。焚き火の火で野菜や果物を焼くと食欲をそそる香りが沸き立ちます。バナナやリンゴを焼くと、アロマ効果もあっておすすめです。焚き火と一緒に食べると何でもおいしく感じられます。

5.触覚
焚き火の薪を追加するときには、小枝や葉っぱに触れることになりますが、触れて感じるこの手の感触は、プラスチックやガラス類とは明らかに違うものです。自然の木や土や草に触れる触覚型の感覚は私たちが想像している以上に精神面に影響を与えています。家具なども手触りによって売り上げが違ってくるようで、自然のものに触れることでより一層安らぎを享受することができます。また、焚き火の火にあたっていると顔の表面が熱くなりますが、焚き火から離れてすーっと吹き抜ける風に当たって冷ますのは何とも気持ちの良いものです。

 

【MY CAMP】のトピックスの一覧はコチラ…

【MY CAMP】のトップページへはコチラ…