◆焚き火のルーツ

 

 

人類が最初に手にした火は自然火災によってもたらされたものだと考えられています。落雷、山火事、火山の噴火などによって火の存在を知ったと言われます。中国で発見された北京原人の遺跡から火を使った痕跡が発見されていて、人類と火の歴史は少なくとも50万年前とも100万年前にもさかのぼります。こうして手に入れた火は、夜の闇を照らす「明るさ(光)」と寒さをしのぐ「暖かさ」を与えてくれました。夜行性の動物から身を守ってくれたり、煮たり焼いたりして食生活の幅を広げました。人類は、そんな火を大切にし、絶やさぬように番をして守りつづけてきました。このように太古の昔から人類は火からさまざまな恩恵を受けて進化してきました。人間に一番近いと言われるサルも火を扱うことはできません。火を扱えるようになったことで、人類は知恵を得て進化を遂げる事が出たと考えられています。火は人類の進化の過程においてなくてはならないものだったのです。火があることで、幻想的な美しさを感じたり、思い出が脳裏に蘇ったり、心が揺さぶられたり、生きている実感が湧き上がってくるのは、こうした人類の歴史が私たちのDNAに刻みこまれているからなのかもしれません。

 

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