◆健康寿命を延ばす原始生活

 

 

現代の便利な生活を全て捨て去って、これからは原始的な生活だけで暮らしていこうという話ではありませんが・・・できる範囲で原始的な生活をなるべく心がけるということはできそうです。近年の科学的な見解では、人間の脳や体の構造は100万年前の人間とほぼ同じである。特に進化はしていないと考えられています。それにも関わらず、ここ百年で著しく生活スタイルが変わってしまったことによる弊害がさまざまな場面で生じていると指摘されています。脳や身体が対応しきれいていないことによって、現代人は多くのストレスを感じます。それによって、自律神経が乱れることにつながります。自律神経は、主に3つの働きをしています。それは、内臓の働き、免疫、ホルモンの3つです。これらは身体を正常に保つための機能ですが、これらがバランスを崩すことで、内臓が衰え、病気になりやすいひ弱な肉体になっていきます。

原始人みたいな生活を心がけることで、数年間は寿命が延びるという研究結果報告もあります。英国のイースト・ロンドン大学とノッティンガム・トレント大学の研究によると、原始人は健康的な食事と食料調達のための狩りによって活動的だったことから心臓病やメンタルヘルスなど現代人が抱える問題に悩むことがなかったと考えられるという。猟採集民のように動くことがよいのです。しゃがんだり、地面から体を上下する動作は、彼らが食料を探していた時の動きに近いのだそうです。最低でもこの動きを日常生活に取り入れるべきなのだそうです。これだけで人生が数年伸びる可能性があります。

現代には、「健康寿命」という考え方があります。健康寿命とは、「健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間」のことをいい、2019(令和元)年の健康寿命は男性72.68歳、女性75.38歳となっています。 2001(平成13)年から男性の方が女性より健康寿命は延伸しており、男女差も若干縮小しています。「平均寿命」と「健康寿命」は異なる考え方であって、どんなに「平均寿命」が伸びても。寝たきりの状態で数年間過ごしても意味がないことから、健康的に自由な時間を送ることができる「健康寿命」が重視されるようになってきています。自分の心身で生命維持し、自立した生活ができる生存期間を伸ばすためには、4つのことを見直しましょう。食生活に注意すること、生活リズムを整えること、身体をしっかり休めること、運動習慣を身に付けることです。原始生活をなるべく取り入れることは、健康寿命を延ばす秘訣でもあり、たまに山の中に入って過ごすことは、精神も身体にもプラスでしかありません。

 

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