◆ブッシュクラフトキャンプのルーツ

 

 

今でこそ趣味・娯楽のひとつとして認識されているキャンプですが、その起源は原始生活そのものです。原始時代の人類は、木の実などを採取しながら、並行して狩猟も行っていたと考えられています。季節によってもまず基本となる食を得るためには、どうしても定住せずに移動する生活がベースになっていたことでしょう。ですから、設営したり、撤去したりする作業がスピ―ディーにできる移動式の住居を持ちながら、最小限の荷物で転々としていたようです。現代の私たちから見れば、これはジプシー的な暮らしにも思えますが、ブッシュクラフトキャンプのルーツです。一説によると、日本でも、縄文時代には狩猟生活が主流で、その後の弥生時代に農耕が伝わって定住するようになったと言われています。その後、古墳時代や飛鳥時代には、権威を象徴するような建造物が建てられるようになっていきます。

現代的なキャンプでは、アウトドアのアクティビティとして、数多くあるレジャーのひとつとして捉えられており、原始的なブッシュクラフトキャンプに、娯楽的な要素が加わって、誰しもが安易に便利に楽しめる工夫がなされています。現代的なキャンプは、原始時代のそれとは、明らかに違ったものになっていますが、最近では、ブッシュクラフトは、違った意味合いで認識されるようになってきました。より通好みの本格的なキャンプとして、被災時を想定したサバイバル訓練として、自分の限界に挑戦するためのアトラクションとして、教育的な意味合いをもったトレーニングとして、健康寿命を延ばすための方法として、自分と向き合って自己を見つめなおす機会として、さまざまな意味合いをもって認識されるようになってきました。

 

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