【散骨は基本的に合祀葬】

 

山林散骨の場合には、自然の野山と一緒になるために、基本的にみなさまが一緒になる合祀葬という扱いになります。これは、海洋散骨の場合も全く同じですが、自然とひとつになるという意味合いから、個人個人のプライベートゾーンというものは基本的にありません。

もともと人間も自然の産物であり、自然と一体になることは本来あるべき姿であるとも考えられます。「本然一体」という言葉がありますが、これは「人間が大自然と一体化する」という意味です。

生きている私たちでさえ、自然と離れた人工的な環境下においては体調を悪くすることがあります。逆に大自然の中に身を置くことにより、解放感にあふれ、細かいことを気にしなくなったり、悩み事が小さく感じられたりと、いつもよりも大らかな気持ちになった経験をお持ちの方も少なくないのではないでしょうか?自然の中に身をおくことで、不安やストレスからも解放され、安らぎや安心感さえ生まれるものです。このように、人間は本来自然と一緒にあるべきもので、自然の一部なのだと理解できます。

死後のことは、私たちには全く分かりませんが、もしも魂があるのだとしたら、他の魂と一緒になって自然と共にあるというスタイルは最も自然体でいられる本来の姿なのかもしれません。土中に埋められたり、壺の中に閉じ込められた裡することのない「散骨」という弔い方では、朝日や夕日を浴び、風に吹かれて、月の光を浴びて、夜露を感じることができます。名実ともに自然循環の中に存在することができる古くて新しい葬送スタイルです。

 

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